傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

鮫川村焼却炉問題連絡会が問題視した排ガスとは?・・・成る程!(雑感)

2013-10-30 06:11:52 | 政治

鮫川村焼却炉問題がネットで話題になり、当方も本ブログ「原発事故の後処理できずに原発有用性は問題外・・・機密保護法に抵触の危険性(雑感)」(2013-10-17)で取り上げましたが、問題点が未消化で情報開示・機密保護で書きました。
「Business Journal」の記事『環境省、福島除染計画を突然の白紙撤回~汚染廃棄物焼却で放射性ガス排出の懸念』に接して、【鮫川村焼却炉問題連絡会】が問題視した排ガスの要因が推測できました。

【鮫川村焼却炉問題連絡会】が問題視した焼却炉については、本ブログ「原発事故の後処理できずに原発有用性は問題外・・・機密保護法に抵触の危険性(雑感)」(2013-10-17)で、

”「(【鮫川村焼却炉問題連絡会】の和田央子さんは、)事故廃棄物の分散焼却は飛瀑(二次被曝の拡散)の危険性があり、原発事故地での集中的な処理を望んでいます。

和田央子さんは、
”「環境省は排気筒から出る放射性物質をバグフィルターで99.9%除去できるとしていますが、排ガスの排出基準や測定方法は極めて疑問が多く」”
と排ガスの除去に疑問視しており
」”

と、【鮫川村焼却炉問題連絡会】の和田央子さんは、焼却炉の排ガスに不安(放射性物質をバグフィルターで99.9%除去できるとしていますが、排ガスの排出基準や測定方法)があり、各地に設置の焼却炉による分散焼却は飛曝(二次被曝の拡散)の危険性があり、福島原発地での集中処理を訴えていました。

焼却炉の排ガスの懸念については、「Business Journal」の記事『環境省、福島除染計画を突然の白紙撤回~汚染廃棄物焼却で放射性ガス排出の懸念』で、不倫問題で経済産業省から左遷された西山英彦元官房審議官は、出向先の環境省で除染事業に従事していたが、石原伸晃環境相をはじめ環境省の上層部の除染事業方針変更に抗議辞職したが、

”「西山氏は、高度の除染技術によって汚染残土そのものを減らす「減容化技術」の開発に目を向けていた。

 「減容化」とは、汚染土壌から放射性物質を取り除く分離技術を駆使し、捨てる土壌を減らすこと。過去には、10パーセントにまで汚染土壌量を減らし、きれいになった90パーセントの土を大地に返す試験結果も出ていた。こうした技術があるからこそ、いつ用地が確保できるかもわからない中間貯蔵施設構想だけに頼る環境省主流派に疑問を持ち続けたというわけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
除染技術に希望を託す西山氏。ところが、石原氏ら環境省主流派は、ハシゴを外す行為に及んだ。なんと、汚染土壌はそのまま中間貯蔵施設に持ち込み、減らしたければ可燃物のがれきだけは焼却してよい、という極めて原始的なこの処理方針を環境省のホームページで表明し、高度の減容化技術の開発を推進しようとした西山氏の声を封じたのだ。除染技術に詳しいジャーナリストは、次のように大気汚染の危険性を指摘する。

「広域がれき処理が検討されたとき、各地で汚染廃棄物を燃やすことによる弊害が再三にわたり各自治体やメディア等で取り上げられていたが、今度は福島で堂々と放射性物質を燃やそうとしている。焼却炉技術はまだ不十分な段階。ろ過用のフィルターがセシウムを取り過ぎると、フィルター付近の線量が何十万ベクレルにも達して、処理が極めて危険になるので、“取り過ぎない”焼却炉を投入するはず。そうなると、放射性物質を含んだ排気ガスが放出され続け、福島の大気は汚染されてしまう」・・・・
」”

と、新たな除染方針は、可燃物のがれき(放射性物質)を各地で焼却になり、問題は放射性物質をフイルターでの除去能力で、取りすぎれば高線量放射能の危険処理になり、取り過ぎない焼却炉を投入すれば放射性物質を含んだ排気ガスが放出され大気汚染の危険になるということです。
情報開示されず、【鮫川村焼却炉問題連絡会】の和田央子さんの不安は納得できますね。

鮫川村焼却炉問題については、本ブログ「朝ナマ:「激論 原発!」視聴して(1)・・・議論が拡散したが意義はあった(雑感)」(2013-10-26)でも記述しましたが、ブログ「山本太郎資料ファイル」様のエントリー『【質問主意書】福島県鮫川村における農林業系副産物等処理実証事業及び仮設焼却施設の爆発事故等に関する質問主意書』で、山本太郎議員が質問主意書を提出しており、環境庁は、どこまで情報開示するか試されていますね。

マアー、福島原発事故の当事者は誰も罰せられず、東電の9月中間決算は1000億以上の黒字が計上され、原発は国策だったという理由で東電に政府支援し、被災者は生活の糧が奪われ情報開示もされず、理不尽がまかり通る世の中ですね。

「追記」

「JANJAN」ブログに、三上英次氏の投稿記事『《鮫川村焼却施設の爆発事故》をテレビで明かす――森園さん、Good Job!』で、本ブログ「朝ナマ:「激論 原発!」視聴して(1)・・・議論が拡散したが意義はあった(雑感)」(2013-10-26)で取り上げた番組「朝まで生テレビ」を論評し、鮫川村焼却施設の爆発事故をコメントしています。

当方は、鮫川村焼却炉問題を知ったのは、三上英次氏が「JANJAN」への投稿記事『96歳 肥田医師 〈原発・基地・核兵器〉 すべての廃絶に向けて』でした。




1 コメント

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排ガス中の放射性セシウムの測定法 (樗木博一)
2013-11-03 18:24:56
環境省の測定方法では、排ガス中の放射性セシウムは検出できないことを説明したビデオをユーチューブにアップしたので、よければ見てください。「排ガス中の放射性セシウムの測定法」で検索すれ出てきます。
以上
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