斎藤精一郎教授のコラム「米国経済を『5年不況』に陥れる3つの罠」で、第1は「不良債権の罠」、第2は「何でもありの経済政策の罠」そして第3は「保護主義と政府依存の罠」で、「米国経済が最短でも5年前後の長期停滞の「罠」にはまる蓋然性が高い」と考察しています。斎藤教授は、先のコラム「日本経済は新たな『5年不況』に入った!?――過剰問題の重圧を直視せよ」では、世界経済にのしかかる「3つの過剰」(設備、雇用、債務)と「政策の遅れ」問題で、日本経済は新たな『5年不況』に突入したと考察しており、消費エンジンの米国が長期低迷すれば、日本は、新たな観点での国家の計が必要になる思いが強くなります。
. . . 本文を読む
民主党の小沢代表が、日本に駐留するアメリカ軍は、将来的には「アメリカ海軍第7艦隊の存在で十分ではないか」という認識を示したことに対し、自民党内から「日米同盟がおかしくなる」といった批判が相次いでいると報道されていますが、冷戦終結後20年経過し、日本を取り巻く周辺環境は変容し、軍事技術も発展しただろうし、アメリカもオバマ大統領になり、世の中、大きく変容しているのに、在日基地の存在意義も変容してだろうし、
アメリカと日本、韓国、フィリッピン等も同盟関係であり、在日基地の存在意義を問うのは自然ではないかと思いますね。
. . . 本文を読む
ジャーナリストの上杉隆氏のコラム『相も変わらぬ「片思い外交」 日米首脳会談に“成果”はあったのか』で、メディアが「ホワイトハウスに招かれた初めての外国の首脳」、「オバマ大統領にとってはホワイトハウスでの初めての会談」と首脳会談を喧伝し、日本重視姿勢のあらわれといえようという論調には、上杉隆氏は冷ややかにみているおり、上杉隆氏の見解には同感ですね。
. . . 本文を読む
NHKニュース「自公 買い取り対象拡大も検討」で、自民・公明両党が株価対策として、「銀行等保有株式取得機構」の再開、再改正を検討されていると報道されています。対策も結構だが、銀行だけの銀行のための実施ならないように客観性が必要ですね。
. . . 本文を読む
政府は、一般事業会社に公的資金による資本注入支援を行う準備を進めており、ダイヤモンドオンラインで産業再生機構元COOの冨山和彦氏の対談記事「政府はリスクマネーを供給せよ」で、冨山和彦氏は、それには運用を透明化し規律を保つことは非常に重要だが、プロフェッショナルたちの個別判断を信用できる仕組みでなければ成功しないと強調しています。
実務経験者の富山氏の見解は、重みがありますね。
. . . 本文を読む
朝日新聞ニュースの『「首相になるため郵政民営化賛成」 平沼氏も麻生批判』で、平沼赳夫元経済産業相が麻生首相は総理大臣を意識して、郵政民営化には妥協して賛成したとの麻生首相批判発言を報道しています。麻生首相にとって盟友の平沼氏からの政治信条のブレ批判発言は、痛手ですね。
また、自民党にとっても、小泉発言の波紋が残っているのに、新たな波紋をおこす平沼赳夫発言になりますね。 . . . 本文を読む
林 香里女史の寄稿『「中川番」記者からも説明がほしい』の中川前財務相の醜態記者会見について同行した記者から説明を求める内容は当然で同感ですが、多分、国益を損なう言動の張本人の中川前財務相からも、随行した財務省・世話役の外務省からも、同行した記者の所属したメディアからも説明は期待できないしょうね。
. . . 本文を読む
再生法申請した商工ローンのSFCGは、昨年、多額の債権を「日本振興銀行」に一括譲渡しており、日本振興銀行は、短期間に貸出残高を増やしており、不良債権のみがSFCGに残ったのではないかと思われ、また、日本振興銀行には、平将明衆議院議員が関与しており、何か胡散臭いですね。
また、銀行が貸さない中小企業への貸付のありかたは、難しいことも事実で、貸さないのが悪いのか?、ノンバンクから高利で借りるのが悪いのか?、取立てが悪いのか?難しいが、問題は地域密着金融機関のあり方なのでしょうね。
. . . 本文を読む
中川前財務相の後任の与謝野新財務相は、経済通であり、大人の堅実性があり、卒が無く、経済不安定時には軟着地させるスタッフには適任と思われるが、「100年に一度の危機」の世界経済が激変の非常時の経済改革の責任者には不適任であり、日本の社会改革が遠のく懸念がありますね。
. . . 本文を読む
文藝春秋(2009.03)に、野口悠紀雄教授(早稲田大学大学院)の寄稿の『GDP10%減 大津波が来る』」と三村明夫会長(新日本製鉄・経団連副会長)のインタビュー記事の『「良い赤字」で日本を復活させよ』で、「学者」と「経営者」の違いの景気観・景気対策が記載されております。
野口悠紀雄教授は、前代未聞の危機で大型の財政出動の必要性を提起され、三村明夫会長は、景気は循環するもので悲観せず技術開発をと発言されています。 . . . 本文を読む