要介護5の認知症の老母(93歳)の在宅終末介護を開始し10日経過し本人も介護する当方も生活パターンが形成しつつあります。
老母は典型的なアルツハイマー型の重度の認知症と診断されており、当初は落ち着かず「ああー、嫌だ!」「家に帰りたい!」と言われ往生しましたが現在は穏かに過ごし始めています。
落ち着き始めた要因は、本人の支離滅裂の話を聞き、同じ話を繰り返し言い続けたことと思われ、認知症の高齢者には「受容・傾聴・忍耐」と思います。
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17日のNHK[クローズアップ現代]が『介護で閉ざされる未来 ~若者たちをどう支える』(2014年6月17日)で要介護の家族への若者介護を取り上げていました。
団塊世代の当方には親の介護は宿命と覚悟は受容でき子供には負担を掛けさたくない思いがあったが、少子・核家族時代に要介護の家族に若者が介護を担うことを宿命・不運では悲劇です。
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人口減少が顕在化し高齢少子化の限界国家へ進行中の日本は、積極的平和主義、経済成長で復活できるか懐疑的なる昨今ですね
「JBpress」の「The Economist」記事『日本の人口動態:信じ難いほど縮みゆく国』(2014.06.06)が多数読まれているが、日本は人口減少で限界国家へ向かっているは明白であり、流動的な多極化で絶対性が無くなった今日の世界では挑戦的な国策より土着的な堅実性が求められていると思いますね。
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入院中の要介護5の認知症の老母が今週開けに退院し実家で終末期介護を開始しました。
老母を在宅で終末期介護するにあたり、介護主体者の当方は入院先より1週間強の経管栄養、体位変換、口腔ケア、オムツ交換の事前レクチャーの教示を受けたが寝たきりの老母のオムツ交換作業に難渋しました。
在宅介護を開始しホームヘルパーの存在の有り難さにを痛感し、在宅における終末期には医療ではなく介護が現実的と思います。
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病院で延命治療中の老母は病院で看取りの先約があったが、過日、新たな主治医から療養病院での延命治療中の老母の今後についての示唆があり、改めて老母を在宅で終末期を迎えるべきか再考する契機となり、病院側と在宅で終末期治療について協議し老母を自宅で終末を迎えさせることに決断いたしました。
当方は、1年前に老母の在宅介護を断念したが、医療費抑制に病院での社会的入院・看取りから在宅看護・看取りが世の大勢であり、他人事ではなくなりました。
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高堀冬彦氏が「現代ビジネス」サイトに寄稿のコラム『二つの大きな冤罪事件を追った『NNNドキュメント』の功績』で、「袴田事件」の再審決定に『NNNドキュメント』の功績があったことを知りました。
コラムによれば「足利事件」、「袴田事件」の2大冤罪事件を追い続けた二人のディレクターの存在があり、世の中、長い物には巻かれろの打算的な社会にメディアの使命感が残存していると思いましたね。
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1日、独立行政法人理化学研究所は、発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダー(30)らがNature誌に発表した2篇のSTAP細胞の研究論文に関する疑義の最終報告で、STAP細胞の存在は今後の検証とし、小保方晴子研究員の研究論文を「捏造」「改ざん」の不正研究と糾弾したが、小保方晴子研究員からは不服申立を表明する事態に。
当方には、新人時代の営業研修の講話、不毛な事は諦めが肝心の例え話の無精卵の「孵らない卵」、成功するまで諦めずに取り組めの例え話の金鉱探しの「後、一尺掘れ」を思い出し、STAP細胞の理研の最終報告は時期尚早の印象を持ちますね。
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26日の朝日新聞の「天声人語」で、特養待機増を取り上げ、人生の終幕の境遇で暗い印象に染まるなら、つらいことだと記述し、公助と共助と自助。生きることを支える網と人同士のつながりづくりが、待ったなしだ。と結んでいます。
厚労省は、特養待機増に、「サービス付き高齢者向け住宅」など医療・介護一体の「施設から在宅へ」を推進しているが、朝日新聞は、過去に、「サービス付き高齢者向け住宅」など施設の高齢者に訪問医への患者紹介ビジネスを問題提起しており、26日の「天声人語」は中身の乏しい内容ですね。
また、特養入居を「終の棲家」に思わせる論調にも違和感を覚えますね。
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25日、BSフジLIVE「プライムニュース」で『終末期医療と人間の死 本人の意思どこまで 尊厳死法案の行方は』で、終末期医療の是非を取り上げていました。
ゲストの【口から食べられなくなったらどうしますか 「平穏死」のすすめ】、【家族と迎える「平穏死」】の著者の特別養護老人ホーム「芦花ホーム」医師の石飛幸三氏の終末期医療の無用不要の「平穏死」の意見は共感できるし、特養が「終の棲家」になっていない現実も同感の思いですね。
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「現代ビジネス」サイトに、「週刊現代」(」2014年3月22日号)の【賢者の知恵】の記事『大特集みんな悩んでいる「老いた親」の捨て方【第1部】決断ひとつで、天と地ほどの差がついてしまう!親を捨てるか妻から捨てられる』を掲載しています。
記事は、「老いた親」を捨てるか、捨てなければ妻から捨てられるという内容であるが、当方は認知症の老母の介護体験で、老親の在宅介護は家族の負担も大きく、「姥捨て山」観があるが社会的入院が現実解と思いますね。
やはり、理想は「ピンピンコロリ」ですね。
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