傍観者の独り言

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小沢一郎氏:条件付の政倫審に自ら出席がミソ?

2010-12-29 02:45:15 | 生活の党・小沢一郎

小沢一郎氏が国会運営の条件付けで政倫審へ自ら出席を表明に、野党からは酷評され、菅・岡田執行部は、「党の役員会の決定は、通常国会の始まるまでに政倫審への出席」であり、通常国会までに政倫審への出席を促すと報道。
菅・岡田執行部は、政倫審を議決することになり、これは難渋するでしょうね。

小沢一郎氏が国会運営の条件付けで政倫審へ自ら出席を表明に、野党からは酷評され、証人喚問が要求となり、また、菅・岡田執行部は役員会の決定に準じるとなれば、政倫審に小沢一郎氏招致を議決することになり、難題を抱えたことになりましたね。

小沢一郎氏は政倫審の出席には合理的理由(政倫審・三権分立の精神に逸脱)が無いと拒絶しており、また、「国会の決議には従う」とも発言しており、小沢一郎氏は合理的理由は横に置き、国会運営がスムーズにゆくのであれば、自ら政倫審に出席すると表明しました。
菅・岡田執行部は、役員会の決定は「政倫審は通常国会前だ」とし、小沢一郎氏に迫っていますが、小沢一郎氏が拒絶し、「国会の決定に従う」とすれば、菅・岡田執行部は、政倫審を議決しなければならなくなり、議決には一苦労するでしょうね。

オリーブニュースの徳山 勝氏コラムで、

”「政倫審の設立精神は、司法の手を煩わすのではなく、政治の中で自律的に相互チェックすることにある。また、他に出席を要請する場合は、規定第2条に、「申立書に議員が行為規範等の規定に著しく違反していることを明らかにした文書を添えて、これを審査会の会長に提出しなければならない」と定めている。」”
”「過去8人の議員が政倫審に出席したが、全員が自ら申請した。誰一人として公判を控えて申請した者はいない。つまり、自らの潔白を証明するために自ら申請したのだ。」”

と書いております。

小沢一郎氏は、自ら政倫審に出席を表明したのであり、自ら政倫審への申立書をかけるが、菅・岡田執行部が政倫審へ出席を強要するのであれば、政倫審への「小沢一郎氏が行為規範等の規定に著しく違反していることを明らかにした申立書」を作成し、議決することになり、最高裁が司法の場で決着せよとの決定を逸脱し、行政の場で「小沢一郎氏は検察審査会の議決にある黒である」ということで審議することになり、その議決を諮ることになりますね。

また、野党が要求する証人喚問については、オリーブニュースが【証人喚問は議院証言法の壁】で、
”「証人喚問への出席については、以下のハードルがある。
1)国会慣例の全会一致の壁
2)議院証言法の壁
3)三権分立原則の壁(司法問題は司法の場でという原則)
4)民主党親小沢系議員の壁
」”
と書いており、小沢一郎氏を証人喚問を出席をさせることは難渋するであろうし、仮に、実現できても、小沢氏は起訴されることが決まっており、全て証言拒否することが予想されます。
このことは、弘中惇一郎弁護士に、「被告人に近い立場である小沢一郎氏が、公の場での答弁には限界ある」と先制布告していますね。

当方は、再三、本ブログで、菅首相は小沢一郎氏に政倫審招致を要請するのであれば、小沢側の姿勢(司法での決着)を踏まえて合理的・建設的な案で折衝(説得?)すべきとし、
”「政倫審招致問題など枝葉末節の話で、「政治とカネ」問題は、行政の世界から司法の世界に物事が移ったとすればいいだけの話」”
と書いてきました。
小沢一郎氏を政倫審招致させても、次は、野党の証人喚問の要求に対処せざるを得ず、無駄な労力を使うことなく、「最高裁の決定で、司法の場に決着に移った」で良かったのです。
小沢一郎氏にとっては、政倫審であろうが、証人喚問であろうが、どうでも良く、本戦は司法の場での無罪獲得ですから。

検察審査会および議決については、森ゆう子議員が国政調査権で調査しており、検察審査会の暗黒の実態が明らかになるでしょうね。
マアー、菅・岡田執行部は、浅智恵に、党利党略の次元でなく個利個略の次元を露呈しているだけですね。

小沢一郎氏は、菅・岡田執行部に、「どうぞ、政倫審で議決に従いますので、どうぞ、議決してください」と言えば良いのです。



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