傍観者の独り言

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産経新聞拒絶の前原誠司氏と小沢一郎氏との人物比較

2012-02-25 05:05:42 | 生活の党・小沢一郎

前原誠司・政調会長が、定例記者会見で「言うだけ番長」などと表現した産経新聞の報道を理由に産経新聞記者の会見取材を拒否した問題が賑わしていますね。
前原誠司・政調会長は、産経新聞の報道を「ペンの暴力」だと文句を言っているが、結果で反論するのが大人の政治家です。

前原政調会長の産経新聞への取材拒否について、拒否された産経新聞側の記事『産経新聞を記者会見から排除 民主・前原政調会長 「言うだけ番長」に反発』を転載すると、

”「民主党の前原誠司政調会長は23日、産経新聞の報道内容を理由に、本紙の取材を拒否すると通告、同日夕に国会内で開いた記者会見で本紙記者の出席を拒否した。さらに、民主党政策調査会への取材も認めないと通告。政権与党幹部が記者会見で特定のメディアを排除するのは異例だ。

 前原氏が問題視したのは、本紙が前原氏の言動に関して報じてきた「言うだけ番長」という表現。記者会見に出席した共同通信によると、前原氏は「人をおとしめるための悪口、ペンの暴力のたぐいが続き受容限度を超えた。記者に批判する権利はあるが、事実に基づかなければならない」と述べた。 

 同日の記者会見にあたり前原氏は、本紙記者が会見場にいることを念頭に「始められない」と拒否、その後別室で記者会見を開き、名刺の提出を条件に会見場への入室を認め、事実上本紙記者を会見場から排除した。本紙記者は名刺を提出したが、党職員が「産経新聞はお断りしています」と入室を認めなかった。

 前原氏は、具体的に本紙のどの記事を問題視しているのかについては「私からは控えたい」と明言を避けた。民主党関係者によると、前原氏は本紙18日付の「公務員給与、削減合意『言うだけ』また露呈」との見出しの記事などを念頭に置いているという。

 前原氏は23日昼、記事についての経緯を記した産経新聞としての文書を口頭で求めていた。
」”

続報の記事『「これはペンの暴力」 他社も抗議』を転載すると、

”「民主党の前原誠司政調会長が23日、定例の記者会見で本紙記者を排除した。前原氏の言動を「言うだけ番長」と表現した本紙報道は「ペンの暴力」だと主張している。しかし、次期首相候補にも数えられる政治家のこの日の行動は、常軌を逸していると言わざるを得ない。

 23日昼、本紙記者は人事異動のあいさつをしようと、前原氏と国会内で接触した。すると前原氏は「君に話があるんだ」と話し、記者を衆院議員会館の自室に連れて行った。

 「ことあるごとに『言うだけ番長』と書くのはなぜか。(本社の)会長の名前で正式に文書で回答してほしい。それがなければ今後、産経には政策調査会の取材を認めない」

 前原氏は記者にこう通告した。その上で「記事を読むだけで暗い気分になる。これは子供のいじめやペンの暴力の次元だ。回答が来るまでは記者会見も取材も認めない」と語った。

 記者は事情を政治部上司に報告。前原氏に再度接触し、どういう内容の回答を求めるのか、文書で提示するよう求めた。この時、前原氏は「考える」と述べるにとどめていた。

こうした状況で、前原氏は本紙記者を記者会見から排除した。この段階で、幹事社の朝日新聞記者が政調職員に抗議。その後開かれた記者会見でも、他社の記者が前原氏の対応への異論や抗議の意を伝えたという。

 前原氏の定例記者会見は週2回開催。フリーの記者も参加でき、通常は名刺の提出も求められない。

 前原氏は1月31日の記者会見でも、北海道新聞記者に対し「あなたは出入り禁止だ。事実と違うことを書いた。今、すぐ出ていってください」と述べ、記者会見場から退出するよう求めたこともある。

 産経新聞と政党をめぐっては、本紙に掲載された自民党の意見広告をめぐり共産党が反論の広告の無料掲載を求めて提訴。1、2審の請求棄却に続き、最高裁は昭和62年に上告を棄却、共産党の敗訴が確定した。この間、同党は産経新聞の取材を拒否した
。」”

と報道。

前原政調会長の産経新聞への取材拒否は、「ペンの暴力」と「言うだけ番長」の空中戦であり、どうでも良いが、政権与党の政調会長の未熟さを感じますね。
未熟児の政権与党の政調会長の前原誠司氏に比べ、無役の一兵卒の小沢一郎氏の「器量の大きさ」「大人の政治家」を感じますね。

本ブログ『「週刊朝日」記事:小沢一郎の人間像について・・・不器用な一徹の印象!』で、渡辺乾介氏(政治記者)が「週刊朝日」に寄稿した『小沢一郎の作法と流儀』を紹介しました。

渡辺乾介氏は、「小沢氏は人物月旦に関わることは、一切漏らさない。」を語っており、

”「私(渡辺氏)が「あいつはダメでしょう」などと挑発しても、聞こえないふりをして答えない。
囲碁でも相手の棋風は言いません。
母親のみちさん(95年死去)は、一人息子が大臣の子として特別視されないよう、厳しく躾けました。
男は言い訳をしない。人の悪口は言わない」という教育は徹底していた。
小沢はこの教えをいまだに厳格に守っているわけです
。」”

と、小沢一郎氏は他人の悪口は一切言わないと書いております。

また、小沢一郎氏は、政治家は、結果で評価してもらしかないと語っています。
9日の「小沢一郎vsフツーの市民 第三回座談会」で、座談会に出席の若人から、小沢一郎氏への質問に、

”「僕の周りにいる人たちは、小沢さんに対して、イメージだけでお金にきたない 生理的にいやだ、聞くきがないとか、小沢さんは、政治家として、俺のここだけは信じてくれ、一点突破、わかりやすい説明を?」

に、小沢一郎氏は、

”「それには、政治が結果をだすことです。
こういう事件にまきこまれて、例えば、天下り、独法とかの改革を、そういったことをやる立場でないので、無理ですが。 
政治は結果をだすこと。現実的な結果をだすこと。
結果で判断してもらうしかない
」”

と回答していました。

前原・政調会長は、悪口を言われたと職権で取材を拒絶し、小沢一郎氏は、悪口を甘受し結果で判断しかないと、マアー、少年探偵団の団長と理念一徹の政治家の違いですね。


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