傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

認知症の老母の在宅での終末期介護を開始・・・ヘルパー確保が不可欠で最重要

2014-06-12 18:02:23 | 社会保障

入院中の要介護5の認知症の老母が今週開けに退院し実家で終末期介護を開始しました。
老母を在宅で終末期介護するにあたり、介護主体者の当方は入院先より1週間強の経管栄養、体位変換、口腔ケア、オムツ交換の事前レクチャーの教示を受けたが寝たきりの老母のオムツ交換作業に難渋しました。
在宅介護を開始しホームヘルパーの存在の有り難さにを痛感し、在宅における終末期には医療ではなく介護が現実的と思います。

93歳の老母は、特養入居中に拒食になり、医療行為が必要と入院し、当初の末梢静脈点滴、中心静脈栄養法が不調になり、経(鼻胃)管栄養を施し、1年半、口から何も飲み食いせずに延命治療中で余生(余命)を自宅で過ごさせたいと在宅介護を決断しました。
老母の在宅介護するにあたり入院先の相談員と在宅介護支援センターが窓口になり、退院時の移動、介護用品レンタル、訪問入浴サービス、訪問医療、訪問看護、訪問介護など関与の在宅介護計画を立案し、介護当事者となる家族対象に在宅介護作業(体位変換、口腔ケア、経管栄養、オムツ交換)の事前レクチャーを実施し、老母は今週明けに退院し、訪問介護、訪問看護、訪問入浴を受け、本日は訪問医の来訪でした。
この数日で実感したことは、訪問介護抜きに家族による在宅介護は不可能ということです。

入院先で在宅介護作業(体位変換、口腔ケア、経管栄養、オムツ交換)の事前レクチャーで、オムツ交換は一人では難渋すると実感したが、現実に当方だけで3回オムツ交換を実施したが難渋しお手上げ状態でした。
オムツ交換は最低2人での共同作業で、訪問介護のヘルパーの手際に良さと丁寧さには、ただただ、感嘆し感謝感謝の心情になります。

在宅介護計画では、早朝は家族側でオムツ交換、口腔ケア、経管栄養を実施、昼前にホームヘルパーが来訪しオムツ交換らの身体介護し、昼は家族側で経管栄養を施し、夕刻にホームヘルパーがオムツ交換に再訪し、家族側が経管栄養を実施し、夜間は体位変換とオムツチェックを行う内容です。
要は、日々は、家族側が口腔ケア、経管栄養と早朝のオムツ交換を担当し、昼前、夕刻のオムツ交換(陰部洗浄)はホームヘルパーが担当し、夜間の体位交換はベットの体位変換機能を活用する内容です。
しかしながら、素人の家族だけのオムツ交換は肉体労働であり現実は難しく、女性単独では出来ない作業です。
口腔ケア、経管栄養は、手順は覚えれば問題なく、体位変換は夜間はベットの空気圧による体位変換機能で対応でき、最大の難題はオムツ交換であり、ホームヘルパーの身体介護は不可欠です。
その他、訪問医は2週間に一度、訪問看護は1週間一度、訪問入浴は1週間一度の計画です。

当方は、過去、歩ける老母が特養入居前にパンツタイプのオムツ交換を数度経験したが、この度は寝たきりの老母は、オムツは折りたたみタイプで、このタイプのオムツ交換は要領と肉体労働と実感しました。
また、訪問入浴サービスは最大手の業者にお願いし、そのノウハウは完璧で感嘆するだけでした。

現在、人手不足で外国労働者の活用の是非が取り沙汰されており、政府は医療費抑制に病院・施設から在宅への路線であるが、高齢者の在宅介護には、ホームヘルパーは不可欠な問題であり、終末期医療より終末期介護がより重要な身近な問題と思います。
訪問介護の不足を家族で補うことは肉体労働を伴い現実的に難しいと思いますね。

寝たきりの高齢者への折りたたみタイプのオムツ交換、陰部・臀部の洗浄は二人による共同作業であり、家族はヘルパー作業の補助することで精一杯ですね。
老母の場合には、入院先のホームヘルプサービスは満杯であり、ケアマネジャーの尽力で全曜日の昼夕の2回のホームヘルプサービスを確保していただきましたが、出来れば早朝もお願いしたいと思う次第です。
5月31日放送のNHKスペシャル『日本の医療は守れるか? ~"2025年問題"の衝撃~』で、団塊世代が後期高齢者に到来する2025年の医療受け皿不足の問題を取り上げていたが、2025年問題も関心事であるが高齢少子の核家族の日本社会の現在の最重要課題はホームヘルパーのパワー確保と思います。
団塊世代の後期高齢者年代の予備軍には、単独で頑張っても老母のオムツ交換は出来ないのが現実で、ホームヘルパー様には感謝・深謝の思いです。

やはり、「ピンピンコロリ」が家族にも社会にも望まれると改めて思いますね。





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