傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

小沢幹事長 再び不起訴の方針・・・「検察の常識」を期待

2010-05-21 05:04:19 | 検察・メディア

小沢幹事長の政治資金に関する事件で、検察審査会の「起訴相当」議決を受け、東京地検特捜部が再捜査し、早々に「不起訴」処分の方針と報道。
次期検事総長人事の思惑があり、早々の処分という意見もあるが、次のステージは、「不起訴」の検察と「起訴相当」の検察審査会との攻防戦になるが、誰にメリットがあるのか、結果はどうであれ、検察審査会に匿名扱いの市民団体の申立人だけがメリットになりますね。
民族主義の色彩の濃い市民団体の申立は、政界、国民に不毛な時間浪費だけで、不幸になるだけですね。

当方は、小沢幹事長のシンパでないが、「金権政治家」であろうと小沢幹事長の「破壊力」と「宇宙人」であろうと鳩山首相の「友愛理念」で、政権交代し、硬直化した政官業の既得社会の変革を期待した人間であり、検察審査会に申立した民族主義の色彩の濃い市民団体を「国民目線」「国民感情」などと「国民の代表」がごとく、「小沢潰し」の担い手として、メディアが喧伝するのは、不快であり、「検察の常識」を切望しますね。

TV「朝ズバッ!」では、みのもんた氏が、再度、検察が「不起訴」処分となると、検察審査会が「起訴相当」の議決(強制起訴)が参議院選挙の直前になり、「さて、小沢幹事長どうする?」・・・「お辞めになるしかないでしょう!」と、これが国民感情と強調していますが、この偏向報道が、1年間、社会改革を遅延させただけです。

次期検事総長人事の思惑で、検察は早期処分決定するという意見(伊藤博敏氏の『わずか1ヵ月で「不起訴処分」を 決めた東京地検特捜部の裏事情  ・・・検察審査会も利用する「法務・検察」の唯我独尊』)は、「朝ズバッ!」にゲスト出演した元特捜福部長も同様な人事の見込みを発言しており、検察関係者にとっては、検事総長人事は、組織の安定化には重要なのでしょうね。

当方は、参議院選挙の直前に、検察審査会が再度「起訴相当」の議決し、小沢幹事長が「強制起訴」なり、民主党が参議院選挙に大敗しても、民主党政権が下野することでないので、民主党は、正々堂々と受けて立つ「胆力」を切望しますね。

次期の検察審査会の審査メンバーも一部交替もあり、補助弁護士も変る可能性もあり、再度「起訴相当」を議決するか不透明ですが、「起訴相当」議決は、小沢幹事長には痛手でしょうが、検察にとっても、主導権が弁護士になり、過去の「検察の独走」が露呈する可能性もあり、法務官僚の事務局も慎重に対処するでしょうね。

振り返れば、平野貞夫氏の「西松事件」は森英介・前法務大臣の指揮権発動だった発言がありましたが、指揮権発動の有無は別にして、守旧勢力にとっては、小沢幹事長は「天敵」であり、検察は、1年前の西松建設献金事件から、小沢幹事長潰しを画策してきたが、嫌疑不十分で「不起訴」に収束しており、小沢潰しても、3年間は政権交代はなく、政治改革は進展するのは確実で、パワーゲームの常識からは、検察も組織防衛上から、いつまでも「反小沢」「反民主」は得策ではないと思うでしょうね。
特に、組織責任者は、そう思うでしょうね。

郷原信郎氏が警鐘している「検察が危ない」「検察の劣化」は、民主党政権と同調しながら、「検察は良化」するでしょうね。
もし、「検察の良化」がなく、旧勢力が復活するようであれば、日本は民族主義か、共産主義の色彩の強い国になるかどちらかでしょうね。

「検察の正義・良識」は期待などしないが、「検察の常識」程度は、期待したいですね。



1 コメント

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Unknown (K.T.)
2010-05-21 22:25:37
検察は、再度不起訴としたが、検察審査会が強制起訴をする。
最終的に無罪となっても、検審が勝手に判断した結果ということで、検察は傷つかない。
しかし、起訴という事実(おそらく参院選前に出すのでしょうが)で追い込む効果は得られると言う実に卑劣なやり方だと思います。
検察の根性はちっとも変わってないのでは?
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