江川紹子女史が郵便不正事件の公判傍聴記をツイッターで発信しており、検察側から村木被告の元上司（塩田幸雄元部長）が元自民党議員（木村義男）から金銭を授受していたことを明らかにしたと発信しています。
江川紹子女史は、公判傍聴記で、
”「大阪地裁村木公判で、村木厚子被告の上司だった塩田部長が、自民党の国会議員から金を受け取ったことが明らかになりました。ちょうど日歯連の問題がクローズアップされていた時期。取り調べ検事は、「贈収賄の可能性もある」として取り調べを行ったと証言。
調書に書かれた自民党議員とはいわゆる厚生族の「キムラヨシオ氏」とのこと。東京で政界の取材をされているジャーナリストは、ぜひ、真偽の確認を！事実なら、なぜ自民党議員が、この時期に厚労省幹部に現金を？
取り調べで、民主党の石井議員の働きかけがあったことを認めた塩田部長が実は自民党議員から金をもらっていたほか、業者からも金品を受け取っていたことも判明。塩田部長は村木課長（当時）に、公的証明書の指示したとされる人物。なぜ彼は本件でも逮捕されず、贈収賄にも問われない？。 」
と発信しています。
江川紹子女史は、塩田元部長が贈収賄が問われないかの疑問と検察側の組織的証拠隠滅（取り調べメモの廃棄）の可能性を指摘していますが、当方が注目したのは、元自民党議員（木村義男）と金銭の授受されていた事実です。
当方は、当初から、郵便不正事件は不可解な事件とみており、成り行きを注目していました。
松田光世氏のTwitterが、飯島勲氏を「重要な共犯者」と連想させており、全体像が見えてきたと思ってきたら、検察側から塩田元部長が飯島勲氏の名前をだしたと明らかにし、主役が登場してきたら、今度は、検察側は、塩田元部長は自民党議員（キムラヨシオ）から金品を授受していたという調書を取っていたと明らかにし、検察は組織防衛に路線変更してきたと思いましたね。
検察のストリーは、「民主党潰し」で、郵政不正事件を、石井議員からの政治案件として、窓口の塩田元部長を「自民党議員から金銭を授受していたのは掴んでいる」と先に弱みの調書をとり、検察のストリーに合わせるように、塩田元部長を誘導し、村木元局長＋上村元係長の犯罪に捏造したが、村木元局長は無罪を主張し、公判で、上村元係長は単独実行と調書を翻し、更に、デッチあげの協力者の塩田元部長も「検察に誘導された」と調書内容を否定し、検察のストリーが破綻し、「塩田元部長は、実は、実は・・・」と塩田元部長の供述で、村木元局長を起訴したと検察の正当性を主張する路線変更してきたのでしょうね。
昨年６月２３日に、本ブログ「郵便不正事件：村木容疑者の元上司（退職：５７歳）が極悪！（２）」で、極悪は塩田元部長と憶測を書きました。
本ブログでも書きましたが、日刊ゲンダイは記事「やっぱり！自民党大物議員の名前が出てきた ！」を、抜粋転載すると、
”「そこで浮上しているのが、自民党のある大物議員の名前だ。
「倉沢容疑者が自民党の大物議員の事務所に頻繁に出入りしていたという情報があります。労働省に強いこの議員は、省内事情にも通じ、今や厚労族のドン的な存在。厚労行政は、彼の了解がなくては動かないといわれるほどで、なじみの店に厚労省幹部を呼びつけて、“あーせい、こーせい”と指示することでも有名です」（厚労省関係者）
そんな大物議員からの話であれば、無理にでも便宜を図らざるを得ないというわけだ。
検察はどこまで踏み込むのか。」”
と、当方は当初から、野党の石井議員が口利き程度、厚労省が動くとは思えず、自民党議員が関与していると連想し、塩田元部長の私利私欲で、「（障害者自立支援）法案賛成に期待した」「法案の根回しのため国会議員への対処が必要だった」などと、問題をすり替えて、涼しい顔して供述している「極悪」と思っていました。
公判で、検察側が、塩田元部長は元自民党議員（木村義男）から金銭を授受していたことを明らかにしたが、何故、今頃、明らかにしたのか意味不明ですが、塩田元部長と木村義男元自民党議員とで、厚生労働省の「美味しい利権」で相互利益の関係だったのでしょうね。
その木村義男元議員は、参議選挙に出馬するそうですが、「政治とカネ」問題が飛び火しそうですね。
メディアは、小沢幹事長の「政治とカネ」の政治責任を連日、喧伝していますが、「郵政不正事件」の公判内容も報道すべきですね。
「検察権力の乱用、劣化」、「政治家と官僚との癒着」と取り上げないのは、「報道の劣化」の証ですね。
メディアは、小沢幹事長の「政治とカネ」の政治責任を連日、喧伝していますが、「郵政不正事件」の公判内容も報道すべきですね。
「検察権力の乱用、劣化」、「政治家と官僚との癒着」と取り上げないのは、「報道の劣化」の証ですね。