傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

自然エネルギー:明日のTBSの「夢の扉」の「石油を生む藻」の視聴を推奨

2011-05-28 05:17:20 | 社会

菅首相がG8サミットで、電力量の20%を太陽光発電などで引き上げを声明し、ソフトバンクの孫社長は「自然エネルギー財団」を設立し、太陽光・風力発電の事業化を目指すなど自然エネルギーが賑やかですね。
明日、TBS「夢の扉」で取り上げる筑波大学大学院、渡邉信教授の「石油を生む藻」は必見と思います。

明日 5月29日のTBS「夢の扉」で取り上げる「石油を生む藻」の予告内容は、

”『「藻から石油を!エネルギー革命で日本を産油国に!?」

その男の、40年以上にも及ぶ地道な研究の成果がついに実った。
世界にも注目される、大量の石油を生む特別な「藻」の大発見!
これまで海外で、いくつか石油を生む藻の発見はあった。
しかし、その男が発見したのは、これまで発見された藻をはるかに上回る量の石油を生み出すという。
筑波大学大学院、渡邉信(まこと)教授、63歳。日本が誇る「藻」のスペシャリストだ。
渡邉教授の下には今、海外からヘッドハントの話が舞い込んでくる。
しかし彼は、あくまでも「日本発」の研究開発にこだわっている。
彼がどこで藻を発見したかはトップシークレット。サンプルは、限られた人しか知らされていない場所で保管。
その藻は、なんと汚水を浄化し、さらに石油をも生み出すという人類にとっては、奇跡の藻類である。 
急ピッチで進められる渡邉氏の研究開発。 
そして、ついに藻からとれた石油で、トラクターを動かせるのか、世界初の実験が行われることに。
その結果は
?』”

と紹介しています。

筑波大学大学院、渡邉信教授の「石油を生む藻」については、本ブログ「脱原発:田中康夫氏の意見「ボツリオコッカスに注力せよ」は同感」で、4月29日の新党日本の田中康夫代表が衆議院予算委員会の質疑で、脱原子力へ筑波大学の渡邊信教授が発見した藻「ボツリオコッカス」によるバイオエネルギーに注力せよと取り上げているのを紹介しました。

孫正義社長は、福島原発で放射能汚染された田畑地を太陽光パネルを設置し、自然エネルギー発電に代替せよと菅首相に提言したという報道もありますが、田中康夫代表は津波で塩害被害を蒙った田畑に、渡邉信教授の「石油を生む藻」で発電せよと提言していました。
太陽光発電での大規模事業化は、産業の活性化に貢献するが、自然エネルギーよる大規模発電の事業化には、バイオエネルギーが相応しく、太陽光発電は自産自消に向いていると思われますね。

当方は、本ブログ「原子力発電を自然エネルギーへの代替の可能性?」で、脱原発は非現実的という意見があるが、自然エネルギーによる地産地消・自産自消の可能性はあるとし、エネルギーの自給自足・地産地消の深耕には売電が重要な要因で、現行の発電・送電体制の問題になると書きました。

電力会社が原子力による発電し、独占的な送電の現下で、原子力発電を自然エネルギーに代替することは非現実で、諸々の自然エネルギーによる地域での地産地消と個人家庭での自産自消との組み合わせであれば、バイオ燃料による火力発電主体に変革は現実的と思っております。
自然エネルギーで脱原子力を目指すには、発電・送電・配電の自由度が必須になるでしょうね。



2 コメント

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Unknown (徳永基二)
2011-05-29 00:45:06
今回の原発事故が起こってからずっと気になっているのは去年まであれほど話題として取り上げられていたマグネシュウムサイクルの続報ニュースがないこと。

http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2009/09/000594.html

http://www.mgciv.com/blog/what-is-magnesium-based-energy-cycling.html

後はまぐねしゅうむシリサイドを使った廃熱発電でしょうか
http://web.mac.com/iida_lab/Info/Press_Release_files/PressRelease071122.pdf
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Unknown (砕かれた四月)
2011-05-29 07:15:32
藻を繁殖させる際に攪拌をする必要がありまして、そのエネルギーを考慮するとまだ実用化段階には遠いみたいです。でも期待したいですね。日本はバイオ・エコロジー分野の基礎研究はいいレベルですが応用面では遅れ気味。最近では中国の追い上げが激しいようです。
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