傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

TBS「夢の扉」で「石油を生む藻」・・・「日本が産油国」に?!

2011-05-29 23:04:39 | 社会

29日のTBSの「夢の扉」は、筑波大学大学院、渡邉信教授の取り上げ、日本が産油国になりえるのではないかと期待を持たせる内容でした。
脱原発を自然エネルギーで代替は非現実という論評があるが、「石油を生む藻」(オーランチオキトリウム)は電力会社が脱原発で取り組むテーマではないかと思いましたね。

当方は、本ブログで、「夢の扉」の「石油を生む藻」(オーランチオキトリウム)の視聴を推奨したこともあり、視聴しましたが、「石油を生む藻」の存在を知ったのは、1年前(2010年 4月20日)に、NHKの「クローズアップ現代」で『夢の植物で新エネルギーを作れ  ~加速するバイオ燃料開発~』でした。

そして、改めて認識したのは、4月29日の新党日本の田中康夫代表が衆議院予算委員会での提言に接し、田中代表の提言に同感とし、本ブログ「脱原発:田中康夫氏の意見「ボツリオコッカスに注力せよ」は同感」を書きました。
田中代表の提言に接するまでは、本ブログ「原子力発電を自然エネルギーへの代替の可能性?」でも書きましたが、やはり、「夢の扉」で取り上げた「ミドリムシの秘めた力で地球を救いたい出雲 充」のミドリムシが面白いと思っていました。

田中代表の会見(エネルギーシフトを東北から 被災者に勇気と希望を)で、

”「筑波大学の渡邉信教授が話してますが、オーランチオキトリウムという藻がある。この藻が、1ヘクタールあたり、年間1万リットルの石油を生成する藻なんです。
光合成はしないので、上を太陽パネルで覆っても出来る
たとえば、今回塩水につかってしまった田んぼや畑が2万ヘクタールある。これをどうしようとしてるかというと、土地改良組合という(元自民党の)野中広務さんが会長の団体と民主党が一緒になって、今回の補正予算だけで700億円かけて3年以内に塩を抜く作業をしようとしている。
補正だけで700億ですから、今後予算は膨大に付く。国が9割お金を持ち、1割は交付税措置。つまり丸々国が資金を出す。
水田の面積は昭和30年代の半分。そして被災地にも休耕田で荒廃農地が沢山ある。自分の土地でまた畑をやりたいというのは情念的にはわかります。でも、その人たちも年老いていく。同じ仙台の中にだって、休耕田はある。そこを国がお金を持って倍にしたっていい。そこで農業をやってもらえばいい。

2万ヘクタールの塩田になったところの塩を抜いたって、ブランドにならない。そこを沼地にして、ラムサール条約に合うような場所にしていく。その沼地でオーランチオキトリウムを繁茂させていけばいい。
渡辺教授の試算によると今まで藻でガソリンを作るとリッターあたり800円くらいになったが、実用化していけばおそらくリッター50円とか40円で出来るようになる。市場として日本発の製品になる。奇しくも2万ヘクタールあれば、日本の年間石油消費量と同じだけの生産が出来る
。」”

と語っており、現実的と思いましたね、

29日のTV朝日「サンディー・フロントナイン」で、黒岩知事が4年間に200万戸に普及させる太陽光発電による「ソーラーバンク」構想に、「メガソーラー」構想しているソフトバンクの孫社長から連携の打診があったが、路線の違いはあると。
課題は電力買取と話題にしていましたが、太陽光発電は、地産地消なり、自産自消に向いているのではないかと思いますね。

当方は、穀物飼料によるバイオエネルギーについては、疑問を持っておりましたが、電力会社がオーランチオキトリウムなり、ミドリムシなりでバイオエネルギーを大規模生産し、脱原発にバイオエネルギーによる火力発電への代替も一考かなと思っておりますね。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。