傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

中国の大気汚染は対岸の火事の他人事ではない(追記)

2013-01-17 22:48:24 | 社会

中国での大気汚染について、NHKニュースが記事「北京 大気汚染の警報が最高レベルに」、「北京 深刻な大気汚染影響広がる」らで報道しているが、従来からいわれてきた黄砂の大気汚染レベルではなく微小粒子状物質(PM2.5)の大気汚染は、深刻な健康被害をもたらし対岸の火事の他人事ではないのです。

NHKニュースの「北京 大気汚染の警報が最高レベルに」(1月14日 6時55分)では、

”「深刻な大気汚染が続く中国の北京では、汚染の原因物質の濃度が高まり、気象台は13日、大気汚染に関する警報を初めて最高レベルに引き上げ、外出や車の利用を控えるよう呼びかけています。

中国では今月10日以降、東部や内陸部を中心に、車の排気ガスなどに含まれ大気汚染の原因物質とされる「PM2.5」という極めて小さな粒子の濃度が高い状態が続いています。
13日の北京市内は、多くの車が昼間でもライトをつけて走行し、高層ビルが白くかすんで、よく見えないほどで、中国のメディアによりますと、各地の病院では呼吸器系の疾患を訴える患者が増えているということです。
このため、北京の気象台は、視界が2キロ以下に制限されるほど大気汚染が深刻になっているとして、汚染に関する警報を初めて最高レベルに引き上げました。
北京市の環境当局は、建設工事の中止や公用車の利用を減らすなどの緊急措置を取っています。
気象台は「あすからあさってまでは、大気が拡散しにくく、広い範囲で見通しの悪い状態が続く」として、健康への影響を減らすため、できるだけ外出を控え、外出する際にはマスクを着用すること、そして車の利用を控えることなどを呼びかけています
。」”

北京 深刻な大気汚染影響広がる」(1月14日 19時49分)では、

”「深刻な大気汚染が続いている中国の北京では、14日も呼吸器系の異常などを訴えて市内の病院を訪れる人が増加していて、一部の小中学校では、屋外での活動を取りやめるなど影響が広がっています。

中国では今月10日以降、東部や内陸部を中心に、車の排気ガスなどに含まれ大気汚染の原因物質とされるPM2.5という極めて小さな粒子の濃度が高い状態が続いています。
このうち、北京では汚染に関する警報が最高レベルに引き上げられていて、14日も視界が悪いため、日中も車がライトをつけて走行していました。
PM2.5は人が吸い込むと、呼吸器の奥深くまで入り込みやすいとされ、ぜんそくや気管支炎など健康への影響が懸念されています。
北京市内の病院では、14日も呼吸器系の異常などを訴えて訪れる人が増加しているほか、薬局では人々が次々とマスクを買い求める姿が見られました。
北京市政府は、14日、緊急の記者会見を行い、大気汚染が急に悪化した原因について、「暖房のための石炭の使用や自動車や工場からの排気ガスが増えている状況に、ふだんより風が弱く湿度が高い気象条件が重なって、汚染物質が上空などに拡散されなくなったためとみられる」と説明しました。
そのうえで、一部の工場の操業や建築工事などを停止するよう求めたほか、市内の一部の小中学校に対して、15日まで、屋外での活動を取りやめるよう通達を出したことを明らかにしました
。」”

と報道しています。

中国での大気汚染については、ネットでも数多くヒットします。例えば、青山 周氏が日経ビジネス・オンラインに寄稿の『中国の悲しい流行語「PM2.5」 政府は対策を格上げするも即効なし』で中国政府の大気汚染の取り組みを紹介しています。

中国での大気汚染については、NHKニュース、TVワイドショー番組で取り上げていたが、どの番組も北京市内の汚染状況の報道であり、他人事扱いですが日本に悪影響するのは時間の問題であり、問題は一過性では通年にわたり恒常化することです。
当方は、本ブログ「放射能汚染:奇形動植物の出現?・・・複合汚染?」で、

”「日本全体は、光化学スモックが減少傾向であったが、最近、自然豊かな西日本の島々で、光化学スモックが発生頻度が増加傾向にあるとニュース報道があり、要因は、中国が発生源ではないかといわれており、日本は中国の風下に位置し、中国の工業発展による環境汚染物質が黄砂らと運ばれ、日本はそれを浴びているのですね。」”

と、日本での大気汚染源の1要因は中国の大気汚染であると思っております。

2008年8月に開催された北京オリンピックでは、大気汚染を理由に出場を躊躇する選手が話題になり、中国政府が企業操業、車両運行を規制し大気汚染を軽減させ開催されたが、中国の環境問題は他人事ではないのです。
マアー、日本は福島原発事故で海にも大気にも放射能汚染させ、除染は半減期待ちの移染であり、中国に強く意見を言える立場ではないですね。

[追記]

ブログ「Blog vs. Media 時評」様のエントリー「中国の最悪大気汚染は韓国や日本へ飛来する」、「J-CAST」の記事『「死を招く」微細汚染粒子「PM2.5」 中国から日本列島に飛んでくる』でも中国の大気汚染を取り上げています。





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