傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

平将明衆院議員:日本振興銀行から年間約400万報酬・・・説明責任は?

2010-07-01 05:35:40 | ビジネス

業務停止処分、強制捜索をうけた日本振興銀行の非常勤取締役に就任し、年間400万報酬を得ていた平将明議員は、メディアで日本振興銀行は、”「中小企業の味方」”と喧伝しており、道義的・政治的責任があり、説明責任があると思うが?
当方は、再生法申請した商工ローンのSFCGから債権譲渡をうけた時点で、日本振興銀行は、「邪道な銀行」と位置づけし、国会議員が関与し続けているのは、違和感を持っていました。

時事通信が記事「日本振興銀から役員報酬=社外取締役で年400万円-自民平氏・所得公開」で、

”「自民党の平将明衆院議員が、金融庁の検査を妨害したとして銀行法違反(検査忌避)容疑で警視庁の家宅捜索を受けた日本振興銀行(東京都千代田区)の社外取締役に就任し、報酬を受け取っていたことが、30日公開された所得報告書で明らかになった。
平議員は取材に、年間約400万円の報酬を受け取っていたとし「社外取締役として適切に判断してきたが、結果として責任はある。銀行再建への展望が開けた時点で職を辞したい」と話した。
 平議員や同行広報グループによると、平議員は同行の設立準備に関与し、初当選前の2005年1月に取締役に就任。当選後も続けていた。今回の事件や経営不振のため、同行取締役は全員が報酬の1~3割をカットされている。 
 同行は、役職員が業務上のメールを削除し検査妨害をしたとされる。平議員は「取締役会にきちんと上がっていれば、違法なことが通ることはない」と述べ、違法行為は把握していなかったとした。(2010/06/30-10:27)。
」”

と報道しています。

日本振興銀行、新銀行東京も、資金繰りに苦悩する中小企業への無担保融資で中小企業支援という設立目的は、それなりの有意義であるが、世の中、無担保融資は、将来のキャピタルゲインを見込む「投資」しかなく、何らかの助成と割り切るべきでしたが、新銀行東京は経営破綻状態になり、日本振興銀行は、改正貸金業法で苦境になったSFCG(旧商工ファンド)、ロプロ(旧日栄)、三和ファイナンス(消費者金融)らの債権を買い取り、業績を伸ばしているに過ぎず、商工ローン銀行に変容したのに過ぎず、金融だけで中小企業支援など限界などは常識以前の問題なのです。

当方は、金融庁が立ち入り検査前の、昨年2月24日に、本ブログ「再生法申請した商工ローンのSFCGと日本振興銀行との関係?」で、
”「再生法申請した商工ローンのSFCGは、昨年、多額の債権を「日本振興銀行」に一括譲渡しており、日本振興銀行は、短期間に貸出残高を増やしており、不良債権のみがSFCGに残ったのではないかと思われ、また、日本振興銀行には、平将明衆議院議員が関与しており、何か胡散臭いですね。
また、銀行が貸さない中小企業への貸付のありかたは、難しいことも事実で、貸さないのが悪いのか?、ノンバンクから高利で借りるのが悪いのか?、取立てが悪いのか?難しいが、問題は地域密着金融機関のあり方なのでしょうね。
」”
と、胡散臭い日本振興銀行に、平将明議員が関与していることに疑問をもっています。

その後、今年5月28日に、本ブログ「日本振興銀行が一部業務停止:平将明議員も道義的・政治的責任・・・説明責任!」で、
”「日本振興銀行の行政処分については、連日報道されており、当方は、日本振興銀行の創業に関与し、社外取締役の自民党の平将明衆議院議員には、道義的・政治的責任があり、説明責任を果たすべきと思っています。」”
と、平将明衆議院議員には、説明責任があると書きました。

当方は、TV番組で、政局について、平将明衆議院議員のコメントを取り上げているの視聴する度、こんな胡散臭いノンバンクに関わる議員を、TV番組が取り上げるのか不思議でした。
マアー、大手メディアは、自民党議員には、寛容ということなのでしょうね。

本ブログ”「日本振興銀行:世に中、才覚だけでは通用しない・・・現場感覚の欠如!(追記)」”
で、
”「竹中平蔵氏の尖兵であった木村剛氏が創業した日本振興銀行が、連日、新聞沙汰になっており、木村剛氏の今後に注目されていますね。
当方は、当初から日本振興銀行のビジネスモデルに懐疑的であり、創業から関与した平正明議員が日本振興銀行を「中小企業の味方」と喧伝しているのを見聞きし、世の中、才覚だけで美味しい商売などありえないと疑問を持っていました。
」”
と書き、竹中平蔵氏、木村剛氏、平正明議員トリオは、才覚あっても、不条理・理不尽の現場をしらない人種ということです。

金融危機、経済危機は、資本主義の「歪」であり、小手先や、小利口の人間には、不用・無用・有害なのです。
「破壊と創造」しかないのです。


2 コメント

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インサイーダー (源 頼朝)
2011-04-29 09:27:08
日本振興銀行が破たんの以前、平は社外取締役、監査は日常的に入り、査察が入るとの情報で、平はその情報で、自分の預金を引き出し、又、設立の時に、引き入れた、家族、JCの仲間を出資させた、預金を解約させている。平はその事を、知り合いには損をさせなかった。さて、一般の出資者、預金者は如何でしたでしょうか?上限1000万円しか下ろすことができなかったのです。
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Unknown (匿名希望)
2012-11-28 18:47:37
●自民党 平将明・前衆議院議員(東京4区候補予定者)の経営感覚の実態

自民党の平将明・前衆議院議員(東京4区候補予定者)は
日本振興銀行の設立に関わったことを評価されて
自民党の公募に合格して
2005年郵政選挙に当選し、めでたく小泉チルドレンとなった政治家です。

日本振興銀行設立という経歴から、
経済・金融通を自認していますが、
その実態は。。。

2010年9月10日に日本振興銀行は経営破綻。
その直前に平将明は取締役を辞任。
現職の国会議員が倒産会社の役員であることから逃げおおせました。

破綻当日の平将明のtweetが下記リンクにとぅぎゃられています。
http://togetter.com/li/49446


なぜ、逃げたか?
日本振興銀行がグレーなビジネスに手を染めていたから、
自分に飛び火することを避けたんです。

2011年8月に整理回収機構から平将明は当時の取締役の責任を訴えられています。
請求額はなんと50億円。
いま選挙をしている場合なのでしょうか。

日本振興銀行の取締役が主導したグレーなビジネスとは、
経営破綻寸前にあるノンバンクの多額の債権買取という与信行為。
明らかに不良債権として、日本振興銀行に損害を与えます。

平将明は、銀行設立メンバーとして取締役として国会議員として日本振興銀行に関わっていました。

・(銀行法で定める)大口与信規制に抵触すると思わなかったのか?
・与信先であるノンバンクが経営破綻寸前だと思わなかったのか?

この2つの問題点を考えますと、
誠意があって、金融・経済感覚のある政治家であるとは
到底思えません。


誰にも問題点が見通せなかった?
そんなことはありません。
2007年8月の執行役会では、
日本振興銀行のグレーなビジネスに対して3人の執行役が異議をとなえて辞任しています。


当時の日本振興銀行の大口与信規制は15億円。(自己資本額の25%)
にもかかわらず、経営破綻したノンバンク SFCGに対して
全17回 1,705億円の債権買取を実行しました。
しかも、2007年12月から2009年1月にかけて。

これは、どういったタイミングかといいますと
2006年はノンバンクの過払金返還請求が相次いだ年
2007年8月以降は、サブプライムローンの問題で資金調達がタイトになった年
2008年はリーマンショックの年
そして、2008年10月には、SFCGは国税の滞納に陥いり、
2009年2月23日付で、SFCGは再生手続申立に至った。(そのご、破産に移行。)

一応、平将明は社外取締役であったので、責任は無かったと抗弁されているが、
訴訟資料によりますと
平も日本振興銀行に損害を与えることに
「悪意又は重大な過失がある」から、「責任限定特約」の適用はないとしています。


金融・経済感覚もなければ、誠意もない。
これが平将明という政治屋の姿でございます。
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