傍観者の独り言

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沖縄基地問題:小川和久氏:「政府主導ごっこ」「官邸主導ごっこ」と酷評!・・・同感!

2010-05-28 13:35:49 | 沖縄基地

本日 28日のテレビ朝日の番組『スーパーモーニング』で、テーマ”「総理11月には沖縄決意!?真相知る人物激白」”で、ビデオ録画出演の小川和久氏が鳩山政権の普天間基地問題の取り組みを「政府主導ごっこ」「官邸主導ごっこ」と切り捨てる。
また、ビデオ録画出演の田原聡一朗氏は、鳩山首相自身の言葉として「自分は裸の王様?」と自戒の発言を紹介。
両者の話を総合すると、官僚主導で事が運んでいたということですね。

番組『スーパーモーニング』で、小川和久氏は、昨年11月の鳩山首相とオバマ大統領との会談の3日後に、鳩山首相と面談し、鳩山首相より、「オバマ大統領から日米合意の約束事項の履行を求められ、普天間移設には、一度、県内移設後に、海外・県外移設のステップを踏まざるを得ない」との発言を紹介し、現在に至る取り組むは、政治主導ではなく、「政府主導ごっこ」「官邸主導ごっこ」と酷評していました。

鳩山首相と面談した田原聡一朗氏は、昨年11月時点で、「海外・県外移設」が難しくなり、沖縄県民の謝罪に訪問の希望を、鳩山周辺が「首相は行かなくて結構です、自分らが対処しますから」と、鳩山首相の沖縄訪問をストップさせたと発言。
更に、鳩山首相は、「自分は、裸の王様?」で、国民が自分をどう思っているのかわからないという鳩山首相の発言を紹介し、鳩山首相は、人を疑ったことが無い人間ではないかと発言していました。

本日、日米共同声明を発表、閣議が予定されており、どういう着地になるか不透明ですが、普天間移設問題で、最大の制約事項は、前政権の日米合意事項だったのですね。

植草一秀氏がエントリー「辺野古暫定措置付き海外移設を政府決定とすべし」で、ブログ「ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw」様を紹介しており、アクセスしました。

ブログ「ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw」様のエントリー『★普天間代替施設に求められる機能とは!』を一読、現実的な内容と思いました。

「ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw」様のブログの一部引用すると、

”「米国側は60年安保騒動の混乱と国民の反米感情に配慮し権限の行使は可能な限り控えめにして反米感情の沈静化を図った。沖縄返還交渉の過程で米国側が最大の懸念としたのが米軍統治下で無制限な管理権限を行使して来た基地施設の自由使用に制約を受ける事であった。この時も日本政府は上の秘密協定に準じて米軍の無制限な自由使用を容認し沖縄返還協定への明文化を避け現状の基地施設区域の無期限自由使用権限を米軍に与えた。<ここまで>
この様な本質を理解せずに社民党や一部の民主党議員が国外移設の候補地として挙げているサイパン、テニアンは元々はグアム移転後の訓練施設構築が米軍の既定方針であり普天間代替施設にはなり得ない


この様な状況の下でも鳩山総理が少しでも沖縄の負担軽減を考える上で絶対に守るべき要件は以下の通りである。
★第三海兵師団の大部分が司令部機能と共にグアム移転予定の2014年に合わせて普天間基地の危険性除去を実現出来る唯一の方法が現行計画の予定地範囲内に極力、埋め立て面積を縮小して暫定的に普天間代替施設を造成する事である。
グアム移転計画に含まれるサイパン、テニアンへの訓練施設構築が終了する2016年以降には可及的速やかに沖縄の訓練施設を含む海兵隊の全面撤退と施設の返還を求める事で沖縄の負担軽減が実現する。



鳩山総理は辺野古移設を現行案では無く環境にも最大限の配慮をすると強弁している。そうであるならば既に私が何度も提示して来た様に現行計画の範囲内で可能な限り埋め立て面積を縮小し、辺野古岬の先端部では無く出来る限り内陸側に寄せて1300m滑走路とすれば自然環境への負荷も抑制可能である。同時に焦眉の急である普天間の危険性除去も2014年までに実現可能である。

鳩山政権の今後に残された唯一の選択肢は日米安保条約、地位協定の本質的な見直しに踏み込んで自民党政権がなし得なかった対等な日米関係を前提としての沖縄米軍基地問題への戦略的交渉を鳩山総理直属のプロジェクトチームを立ち上げて官僚を排除して取り組む事である。
ここで鳩山総理が乾坤一擲の勝負に出て戦後65年に及ぶ米軍基地施設区域の無期限自由使用に終止符を打つ為に政治生命を懸けて米国と交渉する事である。
対等な日米関係を求めて辺野古移設を使用期限付きの暫定基地と位置付け将来的な海兵隊及び陸軍グリーンベレーを含む米軍地上部隊の全面撤退と訓練施設の返還で米国と合意出来るならば最低でも県外との公約は実現可能である。」”

植草一秀氏も「ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw」様の提言を賛同していましたが、当方も同感ですね。

小川和久氏は、オバマ大統領から前政権時の日米合意事項の履行を求められ、鳩山首相は、「海外・県外移設」を、まずは暫定的に「県内移設」させ、グアム移転を確実化にさせることに方向転回したと発言しており、「ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw」様の提言に近いですね。

当方は、沖縄に恒久基地の新設は反対の意見者であるが、将来の基地返還を確実にするために、県内に暫定的な移設は容認する考えでしたが、それにしても、鳩山首相の取り組みは下手と思っていました。
根源は、鳩山首相の側近が弊害で、官僚主導で事が運んでいたということですね。

「参考」

① 「oliveニュース」の【鳩山由紀夫政権の誤謬

鳩山組閣自体が疑問だったと言及しています。
田原聡一朗氏、鳩山首相自身が自分は裸の王様?」と自戒の発言は、組閣自体に問題だったということでしょうね。


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