傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

小沢一郎による「日本改造計画」を実行中・・・2大政党制社会を

2009-11-09 03:05:43 | 生活の党・小沢一郎

当方と波長が合うブログ「ゲンダイ的考察日記」様が『[政治(民主党政権)] いまだ道半ばの小沢一郎による日本改造計画』で、日刊ゲンダイに掲載された「政権交代可能な2大政党制を目指す小沢一郎幹事長」を紹介しております。
当方は、過日のNHKスペシャル番組「永田町・権力の興亡」で、小沢一郎氏による政権交代の変遷を視聴しましたが、根源は、小沢一郎氏が自民党を離党前の著書「日本改造計画」にある政権交代可能な2大政党制の社会実現への政治改革の進行形と思っています。

当方は、NHK番組で、印象に残ったのは、民主党の党首として、2007年の参議院選挙に掲げた「生活第一」の部分ですね。
小沢一郎氏は、全国行脚し、末端の現場の生活者の苦悩を肌で感じ、政治の責任は「国民の生活を守る」ことで、其の為に政治があり、当然であり、敢えて言葉にする内容ではなかったが、現場の国民の疲弊感を痛感し、「生活第一」とし、農家戸別補償制度などを選挙公約に掲げたということです。

また、日刊ゲンダイの掲載記事で、

”『最後の仕上げは新・政界再編
では、小沢はこの先、何を志向しているのか。すでに来夏の参院選の候補者選びを始め、自民党を徹底的にぶっ潰すための戦略を練っているといわれる。参院選で民主の単独過半数を達成させることが小沢の至上命題なのだ。その先に何があるのか。

「小沢氏の究極の目的は政権交代可能な保守2大政党を根付かせること
これは小沢に近い政治家も証言しています。
そのためには参院選で民主が大勝し、衆参合わせた大民主党をつくる。数は力の論理で権力をすべて掌握するのです。
さらに、再来年の統一地方選で、地方議会でも自民をぶっ潰す。
そのうえで、肥大化した民主を2つ割り、弱体化した自民以下の政党が理念に沿ってどちらかにつく。これで政権交代可能な2大政党制をつくるというシナリオです
良くも悪くも20年間も“小沢政局”が続いてきた。
そのうえ、壮大な政界再編まで仕掛けようというのです。
稀有な政治家としかいいようがありません」(鈴木哲夫氏=前出)

その小沢はNHKの番組でこんなことを言っていた。
「ケネディの演説じゃないけど、国が何してくれるかじゃないんだよ。自分たちが社会のためにどういう働きをすることによって、より良い社会をつくるかというのが民主主義の基本だから、政治というのはその国民の委託を受けてやるだけ。
日本人は僕は自立心が足りないって言っているんだ。
自分たちで政権をつくったり代えたりすることができる権限を持っているのに、それを行使しないでぶつくさ文句ばっかり言ってちゃダメだと。
自分たちで自分たちの生活をつくるんだ

そういう意識が今度の政権交代で芽生え、定着すれば僕の本懐
」』”

とありますが、小沢一郎氏は、NHK番組でも、「ぬるま湯」の政治体質の打開には、政権交代可能な保守2大政党を根付かせることを語っており、日刊ゲンダイの掲載記事の内容通りと、当方も同感しましたね。

小沢氏は、民主党の幹事長になり、国会と党務の責務を預かり、鳩山政府には、一切、発言していませんね。
敢えて言えば、沖縄基地問題で各閣僚発言の不一致は「宜しくない」という印象を、記者の質問に答えただけで、小沢幹事長の発言は、政治改革だけですね。
これらの小沢幹事長の言動を、メディアは、「二重政治」と揶揄しか出来ない事が、メディアの劣化でしょうね。

吉田鈴香女史が、日経ビジネスサイトに「民主党の「脱官僚」なんて口ばかり」で、みんなの党・渡辺喜美代表との対談記事を寄稿していますが、渡辺代表の発言に、「民主党は実は鳩山さんがトップダウンの決断ができる体制になっていない。相変わらず、自民党と同じように、官邸でなく党の中に総理より偉い人がいる。権力の2重構造です。」とありますね。
「みんなの党 」は、民主党と閣外・閣内であろうとも、民主党と連立での「公務員改革」の好機を逸したことであり、何時までも「二重構造」を揶揄していれば、声の大きいアジテータの万年弱小政党のままでしょうね。

小沢一郎氏の政治改革の一環に、「政府は、与野党に平等な情報提供を」、「野党の質問取り無用」を発言しており、自民党幹部から歓迎されており、日本にとって、存在意義はおおきいですね。



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