傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

予算委員会: 「あなた方に言われたくない」は禁句で、辛抱、辛抱、誠実に!、

2009-11-07 17:40:08 | 民主党・鳩山由起夫

鳩山新政権も衆参院予算委員会の始まり、「ほころび」も散見するが、前政権の「負の遺産」が大きく、新政権にとっては、「あなた方に言われたくない」という心境でしょうが、まずは、我慢、我慢の辛抱が肝要でしょうね。
新政権のハンディは、鳩山首相の「偽装献金」、「日本郵政社長人事」、「官房機密費の非公開」らでしょうが、貧困・借金国に陥った「負の遺産」を抱えた二流・三流国の現下で、少々の整合性が無くても、社会的批判があっても、「持続可能な社会」への構造改革・社会変革を期待しますね。

昨日の参議院予算委員会のラジオ中継を断片的に聞いて、舛添要一議員と長妻厚労相、脇雅史議員と前原国交相の質疑応答が印象的でしたね。

長妻厚労相には、「年金記録のみで、その他の厚労業務は無知」、「ミスター検討中」、「疲労困憊で、さじを投げた」と週刊誌などメディアに書かれており、前厚労相の舛添要一議員の追及に「大丈夫かな?」と不安がありましたが、無難にこなしていましたね。
長妻厚労相が、「舛添大臣に、お答えします」はご愛嬌でしたね。
特に、新型インフルエンザ・ワクチンの供給量増については、長妻厚労相はワクチン供給は緊急課題であり、「ワクチンの容量サイズ増の形状で出荷により供給量の増加させた」という答弁に、舛添議員は、自分が任期中に、「容量サイズ増の形状は話題になったが、自分は安全第一とし、容量サイズ増は認めなかった」との追求があり、長妻厚労相は現場対応に充分なる留意を指示していると無難な答弁でした。

一見すると、舛添議員の「安全第一」が正論めいて聞こえたが、新型インフルエンザ・ワクチンだけなのか?という疑問が湧きましたね。
通常に出回っているワクチンであろうと、注射薬は、どうなっているのか?
容量の大きな形状でも配布されているでしょうね。
舛添議員一流の「イイカッコシー」ですね。

元建設官僚で、河川の専門家で、建設業界通じていると自負している脇雅史議員が、前原国交相へ、公共工事の意義、公共工事と建設業界との関連、ダムの有意義を追求しましたが、前原国交相は、ことごとく論破していましたね。
前原国交相は、国交相であり、国務大臣であり、国家の財政を鑑みする責務があるとし、従来の公共工事のありかたそのもを否定し、建設より保守へ、「コンクリートよりも人へ」への大転換の必然性を語り、脇雅史議員も「上げた拳をおろせない」状態でしたね。

川口順子議員の「温暖化対策25%」を掲げるタイミングが悪いとか、海上給付は「テロ対策」であり、アフガン支援とは目的が異なり、アフガンに多額の支援は無駄だという主張は、一理あるとは思ったが、前政権の政策なり、自分が関わってきた政策の自己弁護的であり、前向きな建設的な意見とは思えない内容でしたね。

マアー、西田昌司議員の鳩山首相の「偽装献金」問題、小沢幹事長の「マンション購入」の追及は、週刊誌レベル内容で、野党が追及したいのは理解できるが、この貧困・借金国を「持続可能な社会をどうしてゆくか?」が、国民の最大関心事であり、食傷気味になりますね。

歳入見込みが40兆を大幅に下回るのは、20年前の水準であり、経済規模が縮小したデフレスパライルに突入した社会に、大いなる「負の遺産」は、前政権の主因もあるが、根源的な要因は戦後の資本主義の歪であり、過去の延長線上では経済回復など夢の夢であり、低成長下での「持続性の社会」の創出には、過去を否定した痛みを伴う「無血の平成維新」しかないですね。

前政権が、如何に、新政権の矛盾(成長戦略が無い)を追及しようとも、貧困・借金国に陥り二流・三流国の現下では、自民党は「総括」が先決であり、過去を否定した建設的な追及(提起)がなければ、自己矛盾しかないですね。

鳩山政権にとっては、大いなる「負の遺産」に直面し、「こんな社会は、誰がした!」と叫びたいでしょうが、これが政権交代の宿命であり、使命として割り切って、紆余曲折もしてもマニフェスト実現に邁進あるのみです。
貧困・借金国から、低成長でも、国民が幸せを感じる「持続性のある友愛社会」を目指すべきですね。




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