昼食後、うとうとして午睡をとってしまうことがよくあります。
昼寝した後は、なんだか体もちょっとリフレッシュされたみたいだし、「さあ、また」という気分になれるのがうれしい事。
昼寝から目覚める瞬間は、頭がとろんとして、体もくにゃんとゆるんだ状態。そこから徐々に覚醒するのですが、その時の自分はかなり若返っている状態。この間は、目覚めせしなに「う~ん、この夏は38歳になるんだっけ…」とぼんやり思っていて、しばらくたった後、自分が40歳も大分過ぎていることに気づき、そのショックと言ったら……
そして、開けられたカーテンから、窓向こうの青空をぼんやり見つめていると、過ぎ去った日々が頭の中をよぎっていきます。6歳の頃の自分だとか、15歳の時の忘れられないシーンだとか。 でも、それは映画のように映像が流れていくというような、はっきりしたものではなく、ちらと浮かんだかと思うと淡雪のようにはかなく消えていきます。
うんと若い時は、『思い出』も鮮明に隅々まで思い起こせたし、空想力も大きく羽ばたいてくれたもの――こうして、『過去』はだんだんに遠くへ行ってしまうものなのですね。
けれど、懐かしい記憶が次々心をよぎってゆく時、自分という人間を支えてくれる豊かな地層のようなものを感じ、すっかりうれしくなってしまうのです。
昼寝した後は、なんだか体もちょっとリフレッシュされたみたいだし、「さあ、また」という気分になれるのがうれしい事。
昼寝から目覚める瞬間は、頭がとろんとして、体もくにゃんとゆるんだ状態。そこから徐々に覚醒するのですが、その時の自分はかなり若返っている状態。この間は、目覚めせしなに「う~ん、この夏は38歳になるんだっけ…」とぼんやり思っていて、しばらくたった後、自分が40歳も大分過ぎていることに気づき、そのショックと言ったら……
そして、開けられたカーテンから、窓向こうの青空をぼんやり見つめていると、過ぎ去った日々が頭の中をよぎっていきます。6歳の頃の自分だとか、15歳の時の忘れられないシーンだとか。 でも、それは映画のように映像が流れていくというような、はっきりしたものではなく、ちらと浮かんだかと思うと淡雪のようにはかなく消えていきます。
うんと若い時は、『思い出』も鮮明に隅々まで思い起こせたし、空想力も大きく羽ばたいてくれたもの――こうして、『過去』はだんだんに遠くへ行ってしまうものなのですね。
けれど、懐かしい記憶が次々心をよぎってゆく時、自分という人間を支えてくれる豊かな地層のようなものを感じ、すっかりうれしくなってしまうのです。