ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

カンブリア宮殿

2020-12-19 02:32:03 | テレビ番組

 

時々、木曜夜の「カンブリア宮殿」を観ている。作家村上龍が、新しいビジネスの在り方を追求している企業家と対談し、かつ、その斬新な市場へのプロモート法を紹介するというものだが、面白い!

高校生の頃、やはり村上龍が様々な文化人と対談していたTV番組「きままにいい夜」も熱心に観ていた記憶があるのだけど、これはまったく別のアプローチ。

先週は、洋菓子メーカー「ユーハイム」が取り上げられていたが、見ていて「へえ~」と思う事ばかり。実言うと、デパ地下に「ユーハイム」のショップがあるのはよく見かけていたのだが、神戸発の大量生産型メーカーとしては、「モロゾフ」や「ゴンチャロフ」に比べると、地味で印象に乏しいかな? という感じだった。

神戸というより芦屋よりだけど、「アンリ・シャルパンティエ」でばかり買っていて、「ユーハイム」のお菓子を買ったのは……なかったような気がする。

ところが、この「カンブリア宮殿」を見て、目からウロコが落ちてしまった! 何と、ユーハイムは、ヨーロッパの一流パティシエが日本に出店する際、そのお菓子の製造を任せるというくらいの技術集団だというのだ。

確かに、ユーハイムの職人たちの作るケーキの素晴らしく洗練されていること――高い技術とハート♡があってこそ、なせる技。

工場を持つ大量生産メーカーにもかかわらず、職人がたくさんいて、手作業の工程が多い事が、ユーハイムの人気の秘密なのだそう。

知らなかった……はっきり言って、デパ地下のお菓子は、「工場でつくられたもの」で一部を除いては、そう美味しくはないと思いこんでいた私。 創業者のドイツ人夫婦のスピリットが100年以上も受け継がれているからこその、非効率のクラフトマンシップという訳なのか。

TVで紹介されていたドイツ風ケーキも素朴な外見で美味しそう……これは、絶対食べてみねばと思って、早速もよりのデパ地下へ行った私。

ところが――素朴そうに見えたユーハイムのケーキの値段が、一個500円近くもするじゃないか。高い!

買うのを諦め、そばにあったゴンチャロフの三袋千円のチョコレートをゲットした私でありました。トホホ……。


2 コメント

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Unknown (ルー)
2020-12-22 23:57:25
こんばんは!ご無沙汰しております。ルーです。
ユーハイムは、懐かしいです。渋谷の東急文化会館にあり、学生時代や結婚前に、友だちとよく行きました。
隣に、フランセのビルがあり、フランセで珈琲とケーキを食べるか、ユーハイムで珈琲とケーキを食べるかどちらかでした。渋谷のジローにもよく行きました。
映画を観た後でも、ユーハイムかフランセに行きました。
わが青春のユーハイム。今も、母も娘も、ユーハイムのバームクーヘンが大好きです。
新宿にもありましたし、横浜のポルタ地下街にもあるような。でも、今は、都心は、通院のときに新橋に行く以外は行きません。
ノエルさんのお住まいの方は、コロナは如何ですか。
早くコロナが収まるといいです。
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Unknown (noelnohon)
2020-12-25 09:49:20
お久しぶりです! どうしていらっしゃるかと思っていました。
私はユーハイムのお店は馴染みがなくて、神戸に行く時も、いつも「アンリ・シャルパンティエ」の方にばかり行ってしまいます。
「ユーハイム」は、ルーさんの青春の大切な1ぺージなのですね。文面を読んだだけでも、当時のルーさんの楽しい思い出が伝わってきて「いいなあ~」と思わせられてしまいます。(しかし、そんな素敵なお店なら、前回はあきらめたケーキをぜひとも、食べてみなければ♬)
「カンブリア宮殿」で見たのですが、「ユーハイム」は日本で初めてバウムクーヘンを作ったお店なのですね。現在ドイツでは、バウムクーヘンはお年寄りしか食べない古いすたれたお菓子なのだそうですが、ユーハイムのおかげで、日本では根強い人気のお菓子となっているのだそう。
それに、番組で紹介されてていた、フランスの一流パティシェのケーキの味と技術を再現できるのは、日本では「ユーハイム」だけなのだそう。見ても、本当にため息のでるばかりの美しいケーキでした。
フランセのビルとは、フランス語のスクール「アテネ・フランセ」のことでしょうか?(私も東京にいた頃、ここでフランス語を勉強したいなあ、なんて思っていました)
追伸:今朝のニュースで、コロナの変異種が世界中に拡散している可能性があると報じられていました。こわいなあ……本当に、早くコロナが収まってくれるといいですね。
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