ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

中欧への旅4

2013-10-15 15:50:00 | 旅のこと

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プラハはとても美しい街・・・パリもフィレンツェも、リスボンも魅力的な街でしたが、このプラハの魅力は別格! いつか、もう一度ゆっくり来てみたいものです。上に掲載した写真は、私の個人的趣味である紋章が装飾に使われた建物(色も、茶にオレンジがまじったような色合いで、美しい建築ですね)と、ペトシーンの丘から見た夕暮れのプラハの街。

この丘には、ケーブルカーに乗ってゆくのですが、ここにはプラハ大学の学生寮もあるそう。プラハ大学の学生は、こんな贅沢な景色を毎日、楽しんでるんだなあ・・・。

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そして、プラハ城のまわりの葡萄畑--ここで、特製のワインができるのだそう(アルコールはてんで駄目なのだけれど、せめてワインさえ飲めたらな)。案内してくれたガイドさんは、私と同世代の方でしたが、16年前、プラハに「遊びにきた」そう。 う~ん。どんな人生ドラマが隠されているのでしょう? いつも思うのですが、ガイドをやっている現地在住の日本人の方は、皆さんお洒落! 才能がないと、外国で長く暮らすことはできない・・・そのことを実感します。

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そして、これは作家フランツ・カフカのミュージアム。イニシャルのKの文字が大きく、外に張り出され、20世紀を代表する作家であるカフカの人気を物語るように、多くの人が・・・。でも、展示館には入らず、ミュージアムショップで、カフカ自身が描いたというイラストを使ったノートや、メモ、マウスパッド等を買ったのみ。カフカっていえば、中二の時、「変身」を読んだっきりだったなあ・・・。 わずか40歳で死んだというカフカのハンサムな顔写真があちこちに飾られているのを見ると、他の作品も読みたい気がむくむくともたげてきました。 母は、「異邦人」を書いたフランスのアルベール・カミュとカフカをごっちゃにしたりするのですが、そういえば、この二人、「不安」を感じさせる作風といい、40代で亡くなったことといい、美男子だったことなども、結構共通点があるかも。

旅の終わり、乗り継ぎ空港のヘルシンキにて、ラウンジでひと息。海外のビジネスクラス用のラウンジは、とても居心地の良い素晴らしい空間です。 世界遺産の街とか、お気に入りのものに出会えたお店とかいうのとは違った、心に残る1ページになりますね。

飛行機に乗った時、ふと窓の覆いを開けると、真っ暗な夜空で何も見えない・・・でも、顔を寄せて、窓の向こうを凝視すると、無数の星が輝いていて、まるでプラネタリウム! 銀の星がいっぱいにちりばめられているのが、小さな窓ごしに見え、旅の最後を飾ってくれました。

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