ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

ミニオンズ

2017-08-11 22:08:36 | 映画のレビュー
  
<TVの衛星放送で、「ミニオンズ」を観る。とっても、面白かった!

ユニバーサルスタジオへ行った方が、今アトラクションも「ミニオン」が大人気とおっしゃっていたのを聞き、そんな面白いアニメがあるなら、ぜひ見たいと思っていたのだが、その希望がすぐかなえられた。(まあ、今は映画館でも「怪盗グルーとミニオン大脱走」という新作が公開されているのだけど)。

 とにもかくにも、ミニオンのキャラクターがキュートなのだ。まるでまっ黄色い薬のカプセルみたいな体にゴーグルをはめていて、頭に申し訳程度に数本の髪が生えていたりする。
  う~ん、ねえ。スヌーピーとかだったら、誰が見ても可愛いプリティーな容姿とスター性があるのだが、このミニオンって奇妙ちきりんすぎる。

しかし、ミニオンによっては、一つ目だったり、二つ目だったりするのだが、ニカッと笑った顔や天性の無邪気さが、とても可愛い。巷で人気爆発というのも、十分うなずけてしまう。
      
 この作品は、どうやらビートルズ全盛時代のイギリスを舞台にしていて、若かりし頃のエリザベス女王が出たり、とドラマ性十分なのだが、それ以上にミニオンたちのキャラクター造形が笑えてしまう。
自然の生き物なんかじゃなく、近未来の人工生物のような風体でいながら、なんと人間よりずっと前から地球上の生息していたというのだ。彼らが夢見るのは、悪事にたけたボスに仕えることだけ……というのも、あんまり馬鹿っぽくて面白すぎる。
そんな訳で、ある時は恐竜に仕えたり、中世時代にはドラキュラに仕えたりしてきたというのだが、この1960年代の世界にあって、彼らが見出したのは悪の女王、スカーレット。
しかし、スカーレットも悪事のつわもの……いつの間にか、ミニオンたちの敵に回り、彼女との攻防がハチャメチャの活劇となっていくというわけ。

詳しいストーリーなんか、この場で話せば、面白さが吹き飛んでしまいそうだし、うっとうしい感じもするので、「ミニオン」の面白さだけ強調することで終わりにする。
それにしても、3D映像の生み出す、アニメ画面の立体的なこと! ミニオンもスカーレットもスクリーンからはみだしてしまいそうな迫力だし、不思議なリアリティーをも醸し出しているのだ。 日本製アニメの繊細な映像も素晴らしいけれど、アニメーションという映像技術はどこまで進化していくのだろう?  それが知りたいな。
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