ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

早稲田文学2014年秋号

2014-08-22 20:02:06 | 本のレビュー

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ほんの気まぐれから、取ることになったこの文芸誌。 もともと文芸誌なんてものには縁が遠く、学生時代、今はなき「海燕」を一年間取っていたのが例外なくらい。

そして、この「早稲田文学」--さきの2号は全然つまらなくて、「仲間うちだけで、盛りあがっている」という感じの表紙・内容だったのだけど、今度のは凄くいい!

表紙もビジュアル(若き日本文学の翻訳者だというマイケル・エメリック氏。容姿もフォトジェニックですね)だし、内容も私の趣味である幻想文学を特集してあるし、「若い作家の読むガルシア・マルケス」というテーマも興味あります。

百年以上も歴史のある文芸誌だなんて、知らなかったし・・・。それよりも興味深いのは、発行場所が「9号館地下一階」だということ。 地下の薄暗い部屋で、思索とマニアックな考察が巡らされてるのかしら? 今の綺麗になってしまったキャンパスでなく、古色蒼然たる建物の、カビ臭い部屋を想像してしまいます。 何だか、アンダーグラウンドっぽくて面白いですね。 


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