昔から、訪れたいと思っている場所がいくつかある。 ニューヨークの摩天楼、トルファンやサマルカンドといったシルクロードの古都、タヒチの島などである。
その中の一つが、この「落水荘」。米国は、ペンシルヴァニア州にあるフランク・ロイド・ライト建築の住宅だ。 多分、二十世紀の住宅建築の最高傑作だろう。 まるで、エッシャーのだまし絵のように、複雑に入り組んだ家の下から、水がごうごうと流れ、それはそのまま下の滝につながっている。
わたしは、もともとライトの建築が好きで、何冊か彼の作品集も持っているのだけれど、この「落水荘」には、何か自然と人工が互いを譲ることなく、それでいて完璧に調和しあっている美しさがある。
現在、この住宅に住んでいる家族がいるのかは知らないのだが、北米の樹林の中に出現する、この家をぜひとも見てみたい!(家内部の写真も見たことがあるけれど、滑らかな岩の断面をそのまま床にした、ダイナミックな美があった)
欲をいうなら、アリゾナの砂漠にあるもう一つのライトの建築も見てみたいな。地球には、何と魅力的な場所や風景が幾つもあるんだろう!
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