古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

岐阜県大垣市・米糠山古墳

2016-05-21 08:20:19 | Weblog
岐阜県大垣市青墓町1丁目の平地にあります。
昼飯大塚古墳の西約500mの所、県道216号線とJR東海道本線立体交差点のすぐ西です。
中山道69宿の一つ、青墓宿があったところです。
墳丘上は現代の墓地になっています。











全長100m、 後方部一辺長50m・高さ5.5~6m 前方部先端幅45m・高さ4m  二段構築の前方後方墳です。
前方後方墳では、全国10番目の大きさです。

前方部を西に向けています。


墳丘の周りには幅10~15mの長方形をした周濠があります。
造り出しはありません。
墳丘には葺石が施されていたようです。
円筒埴輪や朝顔形埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

1987年(昭和62年)発掘調査が行われています。
後方部中央にある埋葬施設が、どのような埋葬かははっきりしていません。
既に破壊されている可能性が高いそうです。
鉄刀5本や珠文鏡などが出土しています。

古墳時代中期・5世紀前半頃の築造と推定されています。

昭和42年9月1日、大垣市の史跡に指定されています。

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