古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

静岡県浜松市・学園内6号墳

2016-12-10 08:41:51 | Weblog
静岡県浜松市東区有玉西町、三方原学園内の台地東縁部にあります。
「学園内5号墳ー千人塚古墳」のすぐ西側です。




                       (後円部)


                     (右が前方部)


                     

                     (奥が後円部)

全長31m、後円部径20m・高さ2.3m、 前方部先端幅17.5m・高さ1.1m の前方後円墳です。
前方部を西方向に向けています。


墳丘に葺石は施されていなかったようです。
埴輪の出土がなく、墳丘に埴輪の配列はなされていなかったものとみられます。

その他については資料がなく詳細は不明です。


「静岡県立三方原学園」内には1号墳から9号墳までの9基の古墳がありますが、2号墳はすでに消滅しています。
1号墳は、「瓢箪塚古墳」とも呼ばれている前方後円墳です。
全長45m、後円部径23m・高さ4.7m、前方部先端幅25m・高さ2m あります。
ただ学園生の居住区域内にあるため、見学は許されませんでした。

静岡県浜松市・千人塚古墳

2016-12-10 08:21:42 | Weblog
静岡県浜松市東区有玉西町、三方原学園内の台地東縁部にあります。
「学園内5号墳」とも呼ばれています。




                        (後円部墳頂)

全長56m、 後円部径47m・高さ7.2m 前方部先端幅12m・高さ0.7m 二段構築の帆立貝形前方後円墳です。
前方部を北西方向に向けています。

墳丘の周りには幅約8.5mの周濠があります。
墳丘には葺石が施されていたようです。
種類ははっきりしていませんが、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
1965年(昭和40年)8月、浜松市教育委員会による発掘調査が行われています。
墳頂部に二つの埋葬主体があります。

                    
中央部にある主体部は、盗掘を受けていて破壊されていましたが粘土塊が見つかっています。
南側にある第二主体部は、木棺が直葬されていたようです。
短甲1・刀剣2・大刀5・鉄鏃116以上・鉄製斧頭6・槍ガンナ1・石製斧頭4 などが出土しています。

古墳時代中期・5世紀中頃の築造と推定されています。