古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

兵庫県姫路市・諏訪神社古墳

2014-06-07 08:02:53 | Weblog
兵庫県姫路市山田町多田、市川中流域の左岸段丘上にあります。
諏訪神社境内です。

「多田古墳」と呼ばれることもあります。
清盛塚古墳の西、そう遠くないところです。

全長42m、 後円部径23m・高さ5m、 前方部先端幅20m・高さ4.1m 二段構築の前方後円墳です。
前方部を西に向けています。









墳丘に葺石は施されていなかったようです。

1987年、発掘調査が行われています。
後円部南側に、南に開口する片袖式の横穴式石室があります。
石室は、全長9.33m、幅2.15m、高さ2.95m あります。
出土遺物があったかどうかは不明です。

6世紀前半頃の築造と推定されています。

昭和48年3月9日、兵庫県の史跡に指定されています。



「諏訪神社」
  祭神は、水利の神である「建御名方神」です。
  横穴式石室内に石祠が置かれ神殿になっています。
  石室の羨道入り口前面に拝殿が造られています。
  古くから「諏訪の岩穴」と呼ばれ、親しまれているそうです。
  訪ねた時も、年配の方々が境内の掃除をしておられました。