(前方部から後円部をみています)
(後円部から前方部をみています)
兵庫県姫路市飾西町実法寺天神山の丘陵尾根上にあります。
天神山(標高164.4m)山頂から、南西方向に伸びる尾根筋の突端部(海抜93m)です。
JR姫新線・余部駅から菅生川添いに北へ歩くこと約30分、天神山の登山口につきました。
菅生川に架かる「書写中学校橋」の東詰から山道を登ることになります。
関西電力の高圧送電線鉄塔そばから急な坂道を少し登ったところです。
(鉄塔右側の小高いところが古墳です)
全長43.5m、 後円部径20m・高さ2.5m、 前方部先端幅10.4m・高さ1.5m 二段構築の前方後円墳です。
墳丘には葺石が施されています。
埴輪の出土はなく、墳丘に埴輪の配列はなされていなかったようです。
後円部中央にある主体部の構造ははっきりしていませんが、竪穴式石室とみられています。
また副葬品があったかどうかもはっきりしていません。
古墳時代前期・3世紀末から4世紀初頭ころの築造と推定されています。
前方部の斜面下方には、かって数基の円墳があったそうですが今は消滅しています。