古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

佐賀県佐賀市・前隈山古墳

2012-10-13 08:17:48 | Weblog
佐賀県佐賀市大和町久池井城山3596の丘陵上にあります。
長崎自動車道・佐賀大和インターの北側、大きな2基の貯水タンク(?)の横(西側)です。
高城寺東南古墳と呼ばれることもあります。

全長60m、 後円部径?m・高さ?m、 前方部幅?m・高さ?m の前方後円墳です。
墳丘は損傷を受けていて、その形状を確認するのは難しい状態です。

造り出しはありません。
墳丘には葺き石が施されていたようです。
埴輪の出土はなく、墳丘に埴輪の配列はなされていなかったようです。

1988年、発掘調査が行われています。
埋葬施設は竪穴式石室で、舟形石棺が収められていたそうです。

古墳時代中期・5世紀前半ころの築造と推定されています。

佐賀市教育委員会の担当者に何度も電話で尋ね、かなり急な道を苦労して登りました。
貯水タンクの点検用の細い道をようやく見つけ、やっとの思いで辿り着きました。
眼下に自動車道を見下ろす眺めのよい所でした。
途中の山道でたくさんの「野イチゴ」を見つけ、渇いたのどを潤しました。






佐賀県佐賀市・築山古墳

2012-10-13 07:54:53 | Weblog
佐賀県佐賀市大和町尼寺築山1378の築山公園内にあります。
春日小学校の東側の扇状地です。
桧原2号墳と呼ばれることもあります。

全長60m、 後円部径40m・高さ6m、 前方部先端幅52m・高さ7m の前方後円墳です。

造り出しはありません。
墳丘に葺き石が施されています。
円筒埴輪や鎧形埴輪片などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

明治年間に盗掘され、その時、勾玉や管玉・直刀などが出土したそうです。
内部主体部は、横穴式石室と言われていますがはっきりしていません。

昭和43年(1968年)の児童遊園地造成工事で、前方部が削られています。

築造時期など詳しいことは、資料が少なくはっきりしていません。
桧原古墳群を構成しています。


   (削られた前方部から後円部への登り口)



     

     (後円部墳頂付近)