古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

大分県豊後高田市・真玉大塚古墳

2010-02-06 08:28:57 | Weblog
大分県豊後高田市金屋丸の海岸段丘上にあります。
野内古墳から、国道213号線を北へ少し行き、そこから左(海岸寄り)へしばらく行ったところです。

全長135m、 後円部径56m・高さ7.6m、 前方部幅56m・高さ7.7m の前方後円墳です。
墳丘は、前方部の一部が神社の社殿建設のため大きく削平されています。
墳丘の周りには楯形をした二重の周濠があります。
周濠の一部には水を湛えているところもあります。
円筒埴輪、家形埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
出土品については知られていません。

この古墳の築造時期は、その形態から5世紀中ころと推定されています。

金屋丸の集落のはずれにあります。
第4グループの古墳群を構成しています。
大分県内でも有数の大きさです。






大分県豊後高田市・野内古墳

2010-02-06 08:09:04 | Weblog
大分県豊後高田市西真玉金屋野内の丘陵上にあります。
猫石丸山古墳から国道213号線を北に、赤坂川を渡ってすぐの道路左側(海岸寄り)です。

全長45m、 後円部径?m・高さ?m、 前方部幅?m・高さ?m の前方後円墳です。
墳丘は大きく破壊されています。
円筒埴輪、朝顔形埴輪、壷形埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていたようです。

主体部は、羨道部があまり長くない横穴式石室です。
古墳の主軸に対して直角に造られています。
江戸時代・弘化4年ころ盗掘を受けています。
中国製き鳳鏡、硬玉製勾玉、ガラス製小玉、刀、馬具などが出土したと伝えられています。
この古墳の築造時期は、古墳時代後期・6世紀前半ころと推定されています。

道路わきの高台、畑の中にポツンと寂しげに佇んでいました。
第4グループの古墳群を構成しています。