古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

宮崎市・生目古墳群5号墳

2009-10-03 08:48:29 | Weblog
宮崎市跡江上の迫の丘陵上にあります。
3号墳の東側に寄り添うようにしてあります。

全長57m、 後円部径29m・高さ4.4m、 前方部幅24m・高さ4.5m 2段構築の前方後円墳です。
古墳群内では小さいほうの前方後円墳です。
造り出しはなく、周溝は墳丘の西側だけ確認されています。
また墳丘には葺き石が施されています。
円筒埴輪や壷形土器などが出土しています。
埴輪の出土状況から、墳丘東側(古墳のある丘の、下の集落から見える場所のみ)だけ配列されていたとみられています。
円筒埴輪も、全国的にあまり例をみない独特の形(円筒埴輪や壷形埴輪をモデルにしたオリジナル?)をしています。

現在この古墳は、築造当時に復元されています。
葺き石も当時のままに復元されていて、手作業で約90,000個並べられているそうです。
埋葬施設は、後円部の一番高い所にあります。

この古墳の築造時期は、4世紀後半ころと推定されています。
生目古墳群を構成しています。




宮崎市・生目古墳群3号墳

2009-10-03 07:57:52 | Weblog
宮崎市跡江上の迫の丘陵上にあります。

全長143m、 後円部径88m・高さ12.7m、 前方部幅43m・高さ6.5m 前方部2段、後円部3段構築の前方後円墳です。
造り出しはなく、墳丘の周りには馬蹄形をした周濠があり、その外周には周堤があります。
また墳丘には葺き石が施されています。
生目古墳群最大で、全国でも83番目の大きさです。
墳丘に登れる古墳としては、九州最大のものです。
この古墳の築造時期は、4世紀中ころと推定されています。

後円部に上ると、改めてその大きさに圧倒されます。
台地北寄りから、古墳群全体を見下ろしているかのようです。
生目古墳群を構成しています。