虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

猿の惑星

2007年06月18日 | 日記・雑記
 昨日は、また片目でテレビ放送のティム・バートン版「猿の惑星」を見ておりました。
 あれは、以前DVDで見たときにも感想保留してしまったけれど、今回の吹き替え・CM付き放送も、同じビミョーな「なんかちがう」感をかきたてるものでした。

 一つには、エイプ軍団のコスチューム。あれ、明らかに日本風ですよね。
 原作小説の作者は、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜となり、それに対する腹立ち、ウラミツラミ含めて小説を書いたらしいですが、まあ、それ以上に猿の動きを見せようとすると、金属製人型容器のような西欧風鎧では見せる部分が余りにも少な過ぎという事なのでしょうか。
 それに、こういう有名すぎる作品のリメイクは、人物設定や、お話の構成の大幅変更は正しいことだと思う、というか、どこを踏襲してどこを変えるか、が腕の見せ所ですね。でもその変更をもってしても、今回はオリジナル1作目で感じた「新鮮な驚き・ショック」がめっきり少ない。オリジナル版は私がはじめて見たときには製作公開から相当年月経過していたし、映画についての情報がかなり入っていたにもかかわらず、やっぱりドキドキで面白かった。どこが、何と「なんか違う」のか、まだ私はその感覚をはっきりと説明する言葉を持てないでいる。
 なんかやっぱりもやもやが広がっただけで、収束されずにラストになっておりました…で、いかにも続き出来そうなラストですが、やりたい人いるのかなあ。続編の話余り聞きませんね。