虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

機動戦士Vガンダム

2007年06月13日 | エンタテインメント
 1993年~94年放送のアニメシリーズ。
 初めて最初から最後まで通してみました。

 地球連邦が弱体化し、コロニー群「サイド2」のほぼ全域を支配するザンスカール帝国は、地球連邦政府に対し独立を宣言、新たな秩序を作るべく、帝国軍・ベスパによる地球への武力侵攻を開始する。
 弱体な連邦軍は、それに対して無力で、レジスタンス組織「リガ・ミリティア」がゲリラ的にベスパと交戦。各地で戦闘を繰り広げていた。

 主人公が12~13歳という低年齢なのに、ガンダムパイロットとして戦うはめになったウッソ少年。彼の能力についても、そのうち背景があかされるけれど、とっても不幸な子ども時代です。
 ドラマとしては、とっても濃いものでしたが、回が進むにつれ、「本当に子どもに見せていいんでしょうか?」と言いたくなる要素も濃くなっていきます。ラストに至って、泣きたくなりましたが、私としては感動よりも落ち込みそうになって涙まで出ちゃった、というのが本当のところです。

 それにしてもザンスカールの女性は登場時はまともそうでも、すぐにキレるので怖かったです。登場時から感じ悪かったカテジナさんがあのように悪鬼のように狂ってしまったのも、ザンスカールに行ったことで素質に磨きがかかっちゃったのかもしれません。
 貴重なMSと自分の命を粗末に扱ってしまったオリファとか、13歳のウッソに何を期待してるのか怖くて考えたくない女性たちとか、あんまり感想は表向きに出来ないものが多いですが、いえ、ほんとにドラマは濃かった、と思います。まともな大人もいたし、13歳という思春期・・・子どもの領域から大人の入り口をほんの少し覗いた様な年齢の少年の周りで、同世代の少年少女たち、若者たち、そして彼ら世の中を託そうとする世代のそれぞれのキャラが、登場回数少なくても印象が強いものもあり、それぞれが輪郭がかなりくっきりと描かれていきます。
 もっとも強烈なカテジナさんの声優、渡辺久美子さんは「あたしんち」の母を考えても敬服です。

 など言いつつ、ネットショップでガンプラ「V2ガンダム」と「V2アサルト」両方買ってしまいました。そしたら、おまけに「おじゃ魔女ドレミ」のフィギュアがついてきました。う~私としては「ケロロ軍曹」が良かったんですが~~ まだダメでしょうねえ…おお!そういえば、ケロロ軍曹の声優も渡辺さんでした。