虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

バス男(2004/アメリカ)

2006年11月15日 | 映画感想は行
NAPOLEON DYNAMITE
監督: ジャレッド・ヘス
出演: ジョン・ヘダー ナポレオン・ダイナマイト
   エフレン・ラミレッツ ペドロ
   ジョン・グリース リコおじさん
   アーロン・ルーエル キップ・ダイナマイト
   ティナ・マジョリーノ デビー

 アイダホの高校生ナポレオン・ダイナマイト。ちょっとずれてて周囲から浮いてしまっている。家族もちょっと変人。兄はチャットに夢中、叔父さんは変なもののセールスマン。彼はメキシコ人の転校生ペドロと友だちになり、生徒会長に立候補下ペドロを応援する。

 邦題はひどいですね。柳の下のドジョウを狙ったにしてもぜんぜん関係なさ過ぎてどっちの映画もかわいそう。この主人公、ぜんぜんオタクじゃないし。(オタクだったらもっとこだわり持たなきゃ)それに、大仰な名前と本人の格差のおかしさが消えてしまいそうでそれもとってもかわいそう。
 全編ゆるゆると笑わせてもらいました。
 ほんとに上がり下がりのゆるやかな映画で、起承転結・泣かせどころ・見せ場がまったく強烈で無い映画で、キャラクターの味をしみじみ噛みしめます。田舎の街のノホホンとダサさが活きてます。ナポレオンとペドロたちに対抗するキャラでさえもあくまでダサく、ダンスシーンのナポレオンはかっこいいけど、あくまでダサい。素敵。それにペドロのカツラが好きで好きで。

 確かにこの映画見ると「ナチョ・リブレ」で私が無意識に何を期待していたのか、いかにハリウッド式の見せ場キメキメな映画を当たり前に思っていたかが改めてわかります。