虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ひばり・チエミの弥次喜多道中(1962/日)

2004年08月09日 | 映画感想は行
監督:沢島忠
出演:美空ひばり 江利チエミ 東千代之介 千秋実

 芝居小屋の下足番をしていたおきみとおとしは麻薬の捕り物に巻き込まれ、失業してしまう。怒った2人は江戸も女も捨ててやる!とばかりに男装して旅に出る。

 テンポがよくて華やかで素敵な髷物ミュージカル。美空ひばり、江利チエミの2人ともなんともはつらつとしてかわいい。受ける東千代之介の闊達そうな色男も軽やかで似合っているし、千秋実のたんこぶギャグも楽しかった。今となってはちょっとレトロに聞こえる音楽もいかにも雰囲気どんぴしゃで、うきうきなのである。最初の芝居小屋捕り物シーンも楽しかったが、ラストの京都の捕り物の反物を使った導入からお決まりの本命悪役登場シーンまでがすばらしく、大きな画面で見たい!と熱烈に思いましたね。山形勲さ~ん!好々爺も悪人面も素敵!
 歌はそれほたくさんはないけど、さすがに二人ともうまいし、踊りでも何でもこなしちゃうなあ!主役の二人ほんとに華やいでる!

 これ、「シネマほらセット」で、ベット・ミドラー、ウーピー・ゴールドバーグにキアヌ・リーヴスを配した「ブロードウェイの弥次喜多娘」の元ねた。これを見るとますますおかしい。