虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

自分発ではじめることに、子どもは本気で取り組みます

2016-11-11 08:35:15 | 通常レッスン

自分の「これ面白そう」とか、自分の「これしたい」とか、自分の「いいことひらめいた」とか、自分の「どうして?」など、自分が出発点になって取り組んだことに子どもは本気で取り組みます。

 

年少のAくんと年中のBくんのレッスンでのこと。

お母さんは、「こんなのどう?」と誘いかけて、わたしも、「こんなことやあんなことができるよ。きっと面白いよ」と声をかけたけれど、「ちょっと待って、先にやりたいことがあるから」とブロックの上に恐竜を配置していたBくん。

「見て!」と誇らしそうに呼ぶ先を見ると、教室中の大きいサイズの恐竜を集めて恐竜の世界を作っていました。

 「すごいね。かっこいい。Bくん、火山も作ってみたらどうかな?」とたずねると、

「うん、うん、いいねぇ、いいねぇ」と大乗り気でした。

最初に小さな火山の作り方を教えると、Bくんはどんどん大きくしていきました。

それから、本来の火山の作り方ではないのですが、火山の内部の空洞をすべて同じブロックで埋め尽くすことに夢中でした。

こんなふうに、自分で思いついたことをしている時、子どもは本気になって取り組みます。

遊びの場や創作の場、また学びの場でも、見本は手本はあっても、子どもの自由な発想ややり方が試せる余白が十分あるように気をつけています。

 

Bくんの作っている火山をうらやましそうに見ていたAくん。

「Aくんも火山作ってみる?同じような作り方でピラミッドも作れるよ」と声をかけると、Aくんが「ピラミッド?ぼく知っているよ。ピラミッドでしょう?」と声を裏返して飛んできました。

少し前にピラミッドの本を見たそうで、「ピラミッド作る、ピラミッド作る」と大乗り気でした。

自分でやりたいと言い出したことだからか、ふたりとも自分たちだけでどんどんブロックをくみ上げていきました。

 

ピラミッドの下に財宝を隠すことにしました。

 

Bくんが火山に興味を抱いていたので、紙で火山を作って、噴火させる遊びをしたり、三角フラスコでぶくぶく泡が噴き出す実験をしたりしました。

 

ラミィキューブを使った「たし算」「ひき算」の問題を作る遊びも大盛り上がり。



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