虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

年中さんグループ の算数レッスンのひとこま

2016-06-26 07:27:07 | 算数

年中のAちゃん、Bちゃん、Cちゃん。

工作用のティッシュの箱にビー玉をたくさん詰め込むいたずらをしていました。

 

いくつ入っているか数えることにしました。

「10より多いかな?」とたずねると、3人とも興味しんしんです。

 

10のくぼみのある製氷皿に、「1,2,3……」と数えながら入れていくと……。

 

トレイのくぼみが全て埋まっても、まだまだあります。

そこで、「10はAちゃん持っていてね」とトレイのビー玉をAちゃんの手の中に

預けて、11から先を数えていくことにしました。

「11,12、13……20」まだあります。

 

「21,22,23……」みんな2ケタの数も上手に数えています。

 

「30」までトレイに入れてから、ティッシュ箱を振ると、

カラコロ小さい音がしました。隙間からひとつだけビー玉が見えます。

「あっ、31こだ!」とCちゃんがうれしそうに声をあげていました。

 

いっしょに空中浮遊という手品の道具を作っていた時のこと。

お人形を描いて、重りを仕込ませて作ります。

頭だけで人形をコップの縁に乗せて大喜びの子どもたち。

 

手品に刺激されて、Cちゃんが、

「あのねぇ、先生。わたし、手にカードとかペタッてできるよ」

と言いました。「すごいね。汗をかくからひっつくのかな?」と話していると、

「ほらーほらー」と金色のテープを乗せて実演。Cちゃん曰く、手品なのだそう。

 

手品かどうかは別にして、これは他の子たちに大受けで、

「見て―見てー先生!わたしもできるー」「はやく写真撮って」と

言いながらこの通り。

 

カニの迷路とお家を作って遊びました。

カニを放したところ、いっしょう懸命作った子のお家ではなく、

箱に穴を開けただけだったCちゃんのお家に何匹か集まって動かなくなりました。

「カニは、電気のついた家は嫌いなのね。

じめじめしていて、暗くて、お魚のにおいとかちくわのにおいがして

ちょっとくさいお家が好きなのかな?」といった話をすると、

子どもたち同士で「わたしは明るくてじめじめしてないお家が好きだけど、

カニは電気が消えているお家が好きなのよねぇ」といった話で盛り上がっていました。

 

Bちゃんが作ったブランコ。Bちゃんは2歳の時にブロックとブロックの間に

ストローをはさんで、「ラプンツェル作ったよ」と言っていました。

長いストローがラプンツェルの髪の毛に見えたようです。

それ以来、ストローを使ってさまざまなものを作るようになったBちゃん。

ブランコ、うんてい、牧場の柵、カギなど自在に作っていきます。


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