虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

歴史 地理 理科 を 五感で味わう

2011-07-31 13:26:34 | 通常レッスン
見る、聞く、においをかぐ、舌で味わう、手で触れる……
と、五感を通して、さまざまな体験をした後で、
関連することを調べたり、同じ仕組みを手作りしてみたりして、
体験を広げます。

手回し蓄音機で、レコードを聞きました。

科学クラブでは、
こうした音を聞く体験の後で、楽器を作ったり、虫が音を出す仕組みを再現したり、
耳の内部に音が伝わる仕組みを物で再現したり、
音を伝えるさまざまな道具作りをしたりして遊んでいます。



地域のおみやげをいただいたり、地方の駅の切符やスタンプを持ち寄ったり、
買い物してきた商品の生産地を調べた後などに……。

特産品で郵便遊びをしたり、駅でもらってくるパンフレットで地域別の本を作ったり、
地理のカードでカードゲームをして遊んだり……。



「たくさんの水に角ざとう1個を入れた時と、少しの水に角ざとう1個を入れた時では、
どちらが甘いでしょう?」
とたずねると、
4、5歳の子どもたちは、たくさん水が入っている方を指さしました。

そこで、水をたっぷり入れた紙コップと、水が少ししか入っていない紙コップを用意して、
ガムシロップをそれぞれに1個ずつ入れて、実験しました。

子どもたちに、「どっちが甘い?」とたずねると、「こっち!こっち!」と
少ない水の方を指して、笑顔でした。


他に、砂糖水とすっぱい水(レモン水など)を用意して、
舌のどの部分が一番甘く感じるか、すっぱく感じるかを調べるのも
楽しいですよ。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
理科実験 (koro0113)
2011-08-02 12:01:22
五感での体験をいっぱいさせてあげて、
できれば簡単な工作で再現して見せて、自分で考え抜く力を養う。
という言葉がずしんと応えました。
ワークをやると必ず答え合わせがあるから…
「答えは教えてもらうもの」という姿勢が身についてしまうと怖いですね。

4歳の息子は間違うことを恐れます。
一度失敗するとヘソを曲げてしまうのですが
理科のクイズのときは、いきなり答え合わせではなくて「じゃあ試してみよう!」となり
生き生きと実験に関われていたので驚きました。
クイズで子どもの関心をつかんでから
体感できる簡単な実験を用意してあげる。
この流れを家でも試してみたいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。