ゴールデンウィークに予定している『大阪城めぐり』。
小学生の子たちに企画と準備をゆだねています。
上の写真は、大判小判を作っているところです。
純金50パーセント、不純物50パーセントの大判とか、
純金量75パーセントの『天正長大判』など、
注文に応じて、金と不純物(ビー玉)を混ぜて、熱して溶かして、平たくして
大判小判を作る真似。
参加しているのは、まだ割合を学んだことがない子らですが、
こうした大判小判を作る遊びを通してだと、ちゃんとパーセントについて理解して
遊んでいました。
小学生主催の『大阪城めぐり』は、
それぞれの子の「ここ気になる」「これが好き」「ここが見たい」
「これ面白い」「ここをみんなに教えたい」をクローズアップしながら、
大阪城内を探検しようという企画。
新小3のAくん。
大阪城の紙の模型のはじっこにある小さい家のようなものを指して、
「これ何?」とたずねていました。
「何なのか、調査しにいくのを企画に盛り込もうか?」と言うと、
「そうしたい」とのこと。
「ブロックで大阪城を作りたい」と言っていたAくんは、
何と大阪城内に入る手前のスペースとこの小さな小屋のようなもの(○○でしょうけど)
を作って、「完成」とのこと。
「えっ、大阪城は?」と突っ込みたくなったけれど、
有名な石垣でも、豪華な天守閣でもなく、
こういう部分に注目するところが子どもならではで面白いなと感じました。
戦国時代の人々と水の関係について、
「飲み水は井戸以外を利用することがあったのか」や
「城内には他にも井戸があるのか」など調べてみたい気もしました。
アクセサリー作りが好きなBちゃん。
きれいな着物や兜の制作をしたがるかと思いきや、
今回は「渡ろうとすると、パタンと上がって渡れなくなる橋が作りたい」とのこと。
普段のアクセサリー作りの業を駆使して、
切ったストローを橋の板代わりに貼りつけていってます。
几帳面なBちゃん。石垣はピンセットで貼っていきました。
敵が現れるとこの通り。こうした防御の模型のほかに、
他の日ですが)攻める戦法の模型を作っていた子らもいます。
『もぐら攻め』土を掘って、下から攻める戦法です。
天守閣の各階ごとの見どころパンフレット作り。
教室に置いている『豊臣秀吉』の学習マンガを夢中になって読みだしたBちゃん。
天守閣の中には、豊臣秀吉の生涯をわかりやすく紹介してくれるコーナーが
たくさんあるので、こうして事前にマンガで豊臣秀吉について知っておくと、
『大阪城めぐり』の日も、
興味をそそられるものがたくさんあるのではないかと思いました。
『天下をめざせ!戦国合戦パノラマ大図鑑』という本を購入したところ、
男の子たちに大人気です。
それが、なぜか豊臣秀吉でも徳川家康でもなく
「石田三成が戦った合戦が見たい!」と言う子がいるので、
理由をたずねると、「妖怪ウォッチに石田三成が出てたから」とのこと。
その後も、教室に来る大半の子は、「妖怪ウォッチに石田三成が出ていた!」と言い、
子どもたちの間で石田三成が歴史上の人物でダントツの人気になっています。
『関ヶ原の合戦すごろく』を見ても、すぐに石田家の家紋に気づく子どもたち。
徳川家の家紋は、おまんじゅうの模様扱い。
それにしても、関ヶ原の合戦では、石田家の旗、元気ないですね。