小学3年生の女の子たちのブロック遊びの様子です。
ブロックで作る『穴』を活用するアイデアを教えていたところ、
「ベルトコンベアーで動くお菓子の工場を作って
トンネルの穴からいろいろなトッピングをしていく仕掛けが作りたい」という
声があがりました。
↑ 最初に子どもたちが作っていた作品。
磁石を吊り下げた可動装置で、お菓子のトッピングに混ざった『不純物』(この言葉、
子どもたちが気に入ってやたら使っていました)を取り除くようにしています。
不純物として鉄の玉やモールをお菓子に混ぜています。
ベルトコンベアーの仕掛け。トイレットペーパーのしんに
長いブロックのパーツを入れています。
不純物を取り除く装置の作業を見守るための窓をトンネルに開けようと
したところ、せっかく作っていた作品がバラバラに。
その後も何度も作品が倒れて、一から作りなおすことになりました。
最終的に、大きめのブロックの基礎板の上に
作品を設置していくとようやく落ち着きました。
「みんなと同じものは作りたくない」というポリシーのDちゃん。
「お金を入れると、グッズが出てくる自動販売機が作りたい」とのこと。
穴を開けたペットボトルの外側に紙コップを取り付け、
紙コップにお金が入ると、ペットボトルが回転し、
ペットボトルにある穴が下に移動して、中からグッズが出てきました。
算数の時間には、芝中と同志社中の立体図形の入試問題を
デュプロブロックを使って考えました。
積み木でできた立体の問題や規則性の問題はブロックを使うと
考える過程のワクワクを味わえます。
みんな「最も数が多い時はいくつか」「最小の時はいくつか」という
概念をよく理解して正解できました。
<おまけ>
「最後にちょっと遊びたい」とベルトコンベアーを動かしだした子どもたち。
少し前まで恐ろしいほどの熱中ぶりでカラーの発泡スチロールの棒
切り刻んでいたのですが……そうしてこしらえた大量のトッピング材を穴から
投入して遊び、こんな惨事に。
磁石を使った不純物除去の道具は、不純物として磁石入れていたため、
外側から吊らした磁石と内側に仕込んだ磁石がお菓子のカップのを挟みこみ、
カップごと吊下がるという思わぬアクシデントがありました。
このアクシデント、いっそのこと、そういう仕掛けを狙った別の作品に
活かせないか考え中です。