虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

虹色教室の卒業生

2019-02-21 19:41:43 | それぞれの子の個性と才能に寄りそう

このところ、大きくなった卒業生たちに会ったり、卒業生の現在の活躍を聞く機会が何度か

ありました。

どの子も魅力的でしっかりした子に成長していてうれしい限り。

今日は7年前に東京に引っ越ししたAくんのお母さんと弟くんが教室に来てくれていました。

写真は小4の弟くんが折った折り紙作品です。

 

Aくんとは3歳からの付き合いで、7歳になるまで、いっしょに工作したり実験したり

算数の学習をしたりした思い出がたくさんあります。

今現在は中学2年生で、哲学から史学からありとあらゆる本をむさぼるように読んでいて、

地理オリンピックに出場したり、独学でラテン語を学んだり

しているそうです。

「Aくんの個性や才能をつぶしたくないし、

ゆっくり自分の時間をすごさせてあげたい」という親御さんの考えで、

習い事や塾にはほとんど通っていないそうですが、

学校の成績も優秀で、自分から意欲的に学習に取り組んでいるそうです。

(東京に引っ越してからは、値段の安い科学館や博物館、美術館などのフリーパスを

購入して、毎日のように通い詰めていたそうです。)

 

今日は、弟君と電子工作をしたり、ゲームをしたりして

たっぷり遊びました。

弟くんも素直で純粋で、学ぶことが大好きな子に成長していました。

Aくんが大好きだった『ニューマスターマインド』のゲームを弟くんとしました。

弟君もとても楽しんでいましたが、ビー玉を転がすパズルや

レーザー光線の通路を考えるパズルのように手を使って試行錯誤する問題の

方が好きなようでした。

 自分の中からあふれ出してくるような意欲や知的な好奇心というものは

自分の中にあるものがゆっくりゆっくり育っていくプロセスを大事にしてもらった経験の

上に築かれるということを、成長した子どもたちに会うたびに感じます。

 


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