虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

0歳7ヶ月の☆くん はじめてのレッスン 1

2009-07-15 12:34:25 | 通常レッスン
昨日は0歳7ヶ月の☆くんのレッスンでした。
0歳7ヶ月というと、どんなレッスンができるの~?と
疑問に感じる方もいるでしょうね。

0歳の時期のさまざまな働きかけは、とても大事です。
そこで0歳の☆くんのレッスンを通して、
0歳の赤ちゃんへの働きかけのアイデアをいくつか紹介していこうと思います。

☆くんは、0歳7ヶ月。
目がくりっとしていて、真剣に興味のあるものを見つめます。目で物を追うのも得意です。
聴覚も良いらしく、背後から呼びかけると
さっと振り向いてこちらを見つめます。

☆くんのお母さんと手遊びの話をしていて、
「手遊びをしても、あまり見てくれないので
しなくなってしまいます」とお聞きしたので、
げんこつ山のタヌキさんを☆くんに向かってしてみました。

すると☆くん、最後まで熱心に見ていました。おまけに手まねをしようと
手をバタバタさせたり、ねんねして~♪の部分で、手で耳を
触ったりしていました。

☆くんのお母さんが、☆くんの集中した姿に驚いて
「ゆっくり歌えばいいのでしょうか? すぐに飽きちゃうので
あわてて歌ってたんですけど……」とおっしゃいました。

ゆっくりがいいか、速いのがいいか……といった正解はないのですが、
子どもの持っているリズムや興味のあり方や
出しているサインに、振り付けや声の強弱や速度を合わせることは大事と感じています。

☆くんの場合、「げんこつ山のたぬきさん~」までの、
げんこつを交互に打つシーンをじっと見ていたので手の動きがしっかり見れるようにし、

次の「おっぱいのんで~」では、おっぱいという言葉と手の振り付けから
おっぱいの記憶を思い出していたようなので、
☆くんがおっぱいを飲んでいるようなリズムが伝わるように

「ねんねして~」では、身体全体で「寝る」をイメージするように
ゆっくり強調し、

「だっこしておんぶしてまたあした~」
ではすばやくリズミカルにテンポを楽しんで
☆くんにもわかるはずの「バイバイ」の振りをオーバーにしました。

そうして手遊びをしてあげると
☆くんはとても集中して見続け、
自分でも大きく手を動かして声をあげていました。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
7ヶ月の子でも自分の記憶と結びつく言葉や振りがあるのです。
ですから、ひとつひとつ意味が伝わるように手遊びをしてあげると
とても興奮した様子で、自分も真似ようとし始めます。

☆くんのレッスンは次回に続きます。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど・・・ (なのたんぱぱ)
2009-07-15 19:24:49
いつもなるほど~と感心してしまうのですが…
手遊びもその子を観察しながらタイミングをはかるととても効果的なんですね。
でもそれが、分かるかどうか…
いっせいのこといっぱい見てあげないとなぁ^^
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