goo blog サービス終了のお知らせ 

虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

考えること、議論しあうこと、創造することが楽しくてたまらない

2013-07-05 06:43:41 | 理科 科学クラブ

(過去記事です)

 

小学2、3年生の科学クラブの様子です。

今回はプラモデル作りや、自由な電子工作や、シャボン玉の膜を交わらせるための道具を

針がねで作ったりして遊びました。

作ったプラモデルは、『かたつむり ライントレーサー』です。(模型店で1600円ほどで購入できます)

かたつむりが、触角を上下に動かしながら、黒いライン上を走行します。

 

科学クラブの子たちは、算数クラブさんたちに比べて

(虹色教室で学んでいる)算数の学習時間が少ないので、

今回は理科の問題はお休みにして

最後に旅人算を学ぶ時間を30分ほど取りました。

はじめてこうした問題を目にする子が多いにも関わらず、

工作や科学の実験で培った工夫する力で

教えなくても、それぞれが自分で絵を描いて、式を立てて、

問題を解くことができたのには驚きました。

 

ケーブルカーのリサイクル。

滑車を使って、面白い仕組みができないか、

友だちといっしょに、いろいろ試しているところです。

 

↑女の子は、電池が使えるか確かめる役をしていました。

↑シャボン玉の膜の特徴を調べています。

思ったより簡単にできて、面白かったです。

もう少し、じっくり作業がしたかったです。

参考にしたのは、『数学は楽しい』part2(日経サイエンス社)の「シャボン玉の幾何学」

という記事です。

一番楽しそうに遊んでいたのは、

みんなで巨大なブロックの塔を作っていたときです。

協力しあって、いきいきした表情で作っていました。

科学クラブのメンバーのひとりの子のお母さんによると、

虹色教室では、友だちといっしょにいろんな遊びを創り出して

うれしそうにしているけれど、

普段、家に遊びに来た友だちたちに、工作に誘っても、ボードゲームに誘っても、

「やりたくない~つまらない~めんどくさい~」と、どれも却下されて、

最終的にテレビゲームをすることしか遊び方がなくなってしまう

ということでした。

この科学クラブのメンバーのひとりは、

テレビゲームよりも、手を使って何かを作ることや、

自分たちで考えた遊びをすることが好きな子です。

でも友だちと遊ぶときには、遊びが限られてしまうのです。

難しい問題だなと思います。

 

虹色教室でも、出会った当初はどの子も、

遊ぶのも友だちと関わるのも上手じゃありません。

でも、遊びを大事に育んでいく場があるだけで、

どのグループの子らも、自然にとても仲良くなっていきます。

遊びを創り出し、議論しあい、協力しあって何かを作り上げていくことが

上手になっていきます。

子どもに何かを教える、何かを与える、何かを詰め込むという

一方通行の働きかけではなく

子どもたちが創造的にかかわることができるようになる場作りが

重要だと感じています。

 

 

 

↑ブロックで作ったクイズ。

4つの凹凸でできている正方形のブロックを基本の1と考えて、

この塊は基本の1のいくつ分でしょう?

内側に空洞があるので、難しいです。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。