意外と面白かった。
ぶっちゃけ、イギリスの歴代首相なんて数人しか知らないから、観ていても、誰この人?が多かったけど、知らなくても、それなりに楽しめる内容でした。
ブリティッシュジョークというのか、意外とコメディ要素が満載で、スマホの件は超笑えた(笑)
ヘレン・ミレン演じるエリザベス現女王が、それまで私が抱いていた女王のイメージを変えるくらいコケティッシュな存在で超魅力的でした。実際のエリザベス女王もこれくらいチャーミングなお方なのか?そこは疑問ですが、それくらい魅力的な存在でした。
毎週火曜日20分だけ首相と謁見するというシチュエーションで、年代を交差しながら歴代の首相が登場し、女王陛下と謁見するだけのストーリー。二脚の黄色の椅子がかなり存在感を醸し出してましたね。
年代順に歴代首相が登場するんじゃなく、順不同で登場する。そして女王陛下はその時代に合わせて、若くなったり年を取ったり、細くなったり太ったりと、かつらや衣装を早替えで登場する。ヘレンのものの見事な変身ぶりが見応えありました。
首相との会話は、主に政治の話なので、ぶっちゃけ時代が分からないと話の内容も分からない。結局はそんな政治の具体的な会話の中身より、その会話する二人の人間性が面白かったりするので、政治の会話はぶっちゃけ聞き流してました(笑)
女王陛下は今もご健在だけど、首相との謁見は60年続いているわけで、歴代の首相のほとんどが亡くなっている。そして、どこの国もそうだけど、王室では精神を病む人も多いという事実がある。その中で女王陛下は健康で長生きをしている。
決して皮肉を言いたいわけではなく、どんな状況においても精神を安定することは大事だと思っているので、特に王室は世間一般では想像しえない見えない圧力や不自由さで押し潰されそうになる環境なだけに、健康維持って本当に大変だと思った。
場面転換で子供時代のエリザベスが登場して女王陛下が会話するシーンが印象的で、まさしくスピ要素でしたね。
子供時代はまさか自分が国を統治する女王になるとは思ってなかっただけに、そんな過去の無邪気な自分を最初は羨ましく見ていたけど、次第に、女王を辞めることはできないと自覚してからは、子供時代の自分に女王になるための教育を施していたシーンがとても印象的でした。
あと、お気に入りの首相は誰かの問いで、明確な答えはないけども、最後に登場したウイルソン首相との会話も印象的でした。
自分がアルツハイマーを発症したと自覚した首相が女王に打ち明けるシーンが、非常に人間的な会話で、まさに女王がセラピスト的な存在で、その他の首相との会話はほとんどが政治の話だったのに、ウイルソン首相とは人間的な会話だったが、女王が女王でなく一人の女性であった時間だったんだとあとで微笑ましく思いました。
どこの王室や皇室もそうですが、実際に政治を動かしているのは首相や大統領であるので、歴代の首相に敬意を表する女王の最後の台詞も印象的でした。
女王陛下を演じたヘレンが本当に上手くて時代ごとの変身ぶりは本当に見応えがありました。
歴代首相は、鑑賞後、Wikipediaで検索したら顔写真が載っていて、役者さんたちがちゃんと似せて演じていたことにビックリした。サッチャー元首相は有名だからすぐ分かったけど、メジャー元首相もそっくりだった。キャメロン現首相もそっくりだった。
今日のまとめ:前回のナショナル・シアター・ライヴ作品「コリオレイナス」は前々回の「フランケンシュタイン」同様、日本語字幕が変だとブログに書いていたので観なかったのですが、今回は良いと書いていていたので信じて観に行ったらビックリするくらい本当に良かった!これなら「リア王」も楽しみ!
今回の演出家は映画「めぐりあう時間たち」「愛を読む人」の監督スティーヴン・ダルドリーだったのですが、思ったより普通の印象でした…。でも、まさかの本物の犬の登場は超可愛くて良かった!
ぶっちゃけ、イギリスの歴代首相なんて数人しか知らないから、観ていても、誰この人?が多かったけど、知らなくても、それなりに楽しめる内容でした。
ブリティッシュジョークというのか、意外とコメディ要素が満載で、スマホの件は超笑えた(笑)
ヘレン・ミレン演じるエリザベス現女王が、それまで私が抱いていた女王のイメージを変えるくらいコケティッシュな存在で超魅力的でした。実際のエリザベス女王もこれくらいチャーミングなお方なのか?そこは疑問ですが、それくらい魅力的な存在でした。
毎週火曜日20分だけ首相と謁見するというシチュエーションで、年代を交差しながら歴代の首相が登場し、女王陛下と謁見するだけのストーリー。二脚の黄色の椅子がかなり存在感を醸し出してましたね。
年代順に歴代首相が登場するんじゃなく、順不同で登場する。そして女王陛下はその時代に合わせて、若くなったり年を取ったり、細くなったり太ったりと、かつらや衣装を早替えで登場する。ヘレンのものの見事な変身ぶりが見応えありました。
首相との会話は、主に政治の話なので、ぶっちゃけ時代が分からないと話の内容も分からない。結局はそんな政治の具体的な会話の中身より、その会話する二人の人間性が面白かったりするので、政治の会話はぶっちゃけ聞き流してました(笑)
女王陛下は今もご健在だけど、首相との謁見は60年続いているわけで、歴代の首相のほとんどが亡くなっている。そして、どこの国もそうだけど、王室では精神を病む人も多いという事実がある。その中で女王陛下は健康で長生きをしている。
決して皮肉を言いたいわけではなく、どんな状況においても精神を安定することは大事だと思っているので、特に王室は世間一般では想像しえない見えない圧力や不自由さで押し潰されそうになる環境なだけに、健康維持って本当に大変だと思った。
場面転換で子供時代のエリザベスが登場して女王陛下が会話するシーンが印象的で、まさしくスピ要素でしたね。
子供時代はまさか自分が国を統治する女王になるとは思ってなかっただけに、そんな過去の無邪気な自分を最初は羨ましく見ていたけど、次第に、女王を辞めることはできないと自覚してからは、子供時代の自分に女王になるための教育を施していたシーンがとても印象的でした。
あと、お気に入りの首相は誰かの問いで、明確な答えはないけども、最後に登場したウイルソン首相との会話も印象的でした。
自分がアルツハイマーを発症したと自覚した首相が女王に打ち明けるシーンが、非常に人間的な会話で、まさに女王がセラピスト的な存在で、その他の首相との会話はほとんどが政治の話だったのに、ウイルソン首相とは人間的な会話だったが、女王が女王でなく一人の女性であった時間だったんだとあとで微笑ましく思いました。
どこの王室や皇室もそうですが、実際に政治を動かしているのは首相や大統領であるので、歴代の首相に敬意を表する女王の最後の台詞も印象的でした。
女王陛下を演じたヘレンが本当に上手くて時代ごとの変身ぶりは本当に見応えがありました。
歴代首相は、鑑賞後、Wikipediaで検索したら顔写真が載っていて、役者さんたちがちゃんと似せて演じていたことにビックリした。サッチャー元首相は有名だからすぐ分かったけど、メジャー元首相もそっくりだった。キャメロン現首相もそっくりだった。
今日のまとめ:前回のナショナル・シアター・ライヴ作品「コリオレイナス」は前々回の「フランケンシュタイン」同様、日本語字幕が変だとブログに書いていたので観なかったのですが、今回は良いと書いていていたので信じて観に行ったらビックリするくらい本当に良かった!これなら「リア王」も楽しみ!
今回の演出家は映画「めぐりあう時間たち」「愛を読む人」の監督スティーヴン・ダルドリーだったのですが、思ったより普通の印象でした…。でも、まさかの本物の犬の登場は超可愛くて良かった!