カラマーゾフの兄弟

2010-02-15 00:51:34 | TAKARAZUKA
生の舞台を観る予定でいたのに時間なくて諦めた作品。DVDを買おうかと躊躇っていたらスカイステージにて放送して下さるなんて…スカイステージさん、ありがとうございます!

率直な感想は終わり良ければすべて良し!
とても感動しました!

原作を読んだことのある私と致しましては、

ゾジマ長老の下りがない。
親父殺しのシーンに原作のミステリアス性が欠けたこと。
ドミトリーがいかにも犯人だと観客に錯覚させる演出に欠けたこと。

を除けば、かなり見応えのある作品に仕上がってました。

二幕目は本当に良かった。全てのメッセージがここに集約されてましたね。きっと齋藤先生は一幕目の演出に苦労されたのでは?というのが逆に窺えましたけど…。

それはそうと、イワンとその化身が二幕目で説得力ある存在になってましたね。一幕目で化身の存在を曖昧にした効果が出ていたと思います。イワンの挫折が実に共感を覚えました。

そして、イワンが兄のドミトリーを救おうとするシーンが1番泣けました(涙)。

本当、愛に溢れたストーリー展開に感動しちゃいました。
壮大な音楽も胸に響きます。ただ白羽さんの歌が聞き取りにくかったのが残業ですが(別に高音で歌う必要があったのかな…?)。

ラストのショーは「戦争と平和」のショーとほぼ同じ選曲だったので、「戦争と平和」も大好きな私としては嬉しい限りです。

本当、終わり良ければすべて良し!な出来でした。

今日のまとめ:水夏希さん、本当演技が上手い!間の取り方が非常に長けてます。役者は間が大事ですからね。

それと、宝塚も将来有望な演出家が育ってきましたね。齋藤先生の「エル・アルコン」大好きです。宙組の次回作「トラファルガー」も楽しみにしてます。次回も迫力ある海戦のシーンを期待してます。

最後に、「カラマーゾフの兄弟」、まだ読まれたことのない方は一度挑戦されることを切望します。人生に行き詰まった方は特にお勧めします。それは私ですけどね…ハッハッハッ

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