いやいやいやいやいやいや、
どこが面白いん???
延々と説明台詞を述べてるだけやん。
そりゃ3名の男優さんは凄いよ。誇大な台詞量を延々と喋らさせられて。1役だけでなく何役も、女性役も赤ちゃんも青年も演じて。
でも、自分の役も相手の役も説明してるだけやん。ぶっちゃけ、役作り要らんやん!?
これって詩的なんですか?韻踏んでました?私には韻を踏んでるようにもリズミカルな台詞回しにも聞こえませんでしたけど。
いやいやいやいやいやいや、
これ、脚本として手抜き過ぎやろ!
こんな言い方したら悪いけど、ベルばらより酷すぎる。
本来は、会話の中から人物像や背景を想像させることができるのが、素晴らしい脚本じゃないの?それを全部説明したら、何を想像するの?なんも面白くないやん!
G2さんや生田先生の方が何倍も何倍も素晴らしい脚本やわ!
ということで、とってもとっても評判が良く、今月の27日で日本での上映権が終わるということで、急遽京都で上映が決まったので観てきましたが、
ホンマに酷い脚本。
伝記小説の言葉をそのまま台詞にした感じが本当に頂けない。
ちゃんと生きた人間の言葉で表現して欲しかった。
ずっと客席に向かって喋って、結局何を伝えたかったのか分からん。
家族経営は破綻するって言いたかったのか?GUCCI一族みたいに。
ぶっちゃけ、私自身、リーマンショックも平成のバブルが弾けたときも生活に影響がなかったので、他人事であるのですが、本当に他人事だと思わせる内容でした。
脚本の出来不出来はさておき、リーマンブラザーズの歴史、栄枯盛衰は興味深かった。
ドイツから移住し、衣料店から商売を始め、大火事や南北戦争などの大ピンチからのし上がってきた様、綿花を安く買って高く売って儲けるといった、今のメルカリやBOOKOFFみたな経営の先駆者的な発展の仕方。
南部アラバマから北部ニューヨークに移り住み、まさにユダヤ人のロスチャイルド家みたいに儲けたお金で投資銀行を設立。
鉄道やパナマ運河に投資して更に大きくなり、1929年の世界大恐慌で株価が大暴落しても、ピンチをチャンスに更に発展してきた。
その逞しさは、全く背景を知らなかったので大変興味深かったけども、結局何が伝えたかったのかさっぱり分からなかった。
2008年のリーマンショックで破綻する以前に、リーマン一族は滅んでるし、家族経営で破綻したわけじゃないし、
本当に何が言いたかったん???
ぶっちゃけの本音を言わせてもらうと、
ある脚本家さんが素晴らしいと言うから期待したのに、あなたの脚本の方が何万倍も素晴らしいですよ!と言いたい。
役者さん以外で、何が素晴らしいのか教えて下さい!
これが本音です。っていうか、全て本音です。