めっさ、ええやんかいさぁー!!
めちゃ泣けた!
仕事があるから寝ないとアカンのに、最後まで観てもうたわ!
いやー、それにしても、時の経過って凄いね!
ずっと昔、ケーブルテレビに加入していたとき、この作品がよくリピートで流れていたんよ。
何回も目にしてるし、評価も高いから観ようとは思ったけど、日本人キャストやのに言葉が分からず字幕で観ないいけないからめちゃストレスフルやったんよ。だからまとも観たことがなかった。
MTVでは、CHARAさんの歌が良く流れていたね。
スラム街、よく走ってる、三上博史さんが血だからけ…、CHARAさんの歌声の印象しかなかった。
が、
たまたま、この作品観られた方のレビューを聞いたら、めちゃ「リップヴァンウィンクルの花嫁」要素を感じたので、単純に好奇心だけで配信で観てみたら、
途中でやめられなくなってしまった!!
めっさ、「リップヴァンウィンクルの花嫁」やん!!??
CHARAさんと伊藤さんのキャラは、Coccoさんと黒木華ちゃんとダダ被り!CHARAさんがめちゃいい!!伊藤さんがめちゃ初々しい!
めちゃメッセージ性もあって、三上さんが刑事に殴られるシーンで♪マイ・ウェイ♪が流れた途端に号泣!
あのシーンに、登場しない色んな人の想いが重なりまくって伝わってきて涙が止まらなかった。
ぶっちゃけさ、架空の世界で、非現実的で、ご都合主義要素もあり、ツッコミ要素も多々ある中で、
岩井監督が伝えたいメッセージがビンビン伝わってきて、
20年の時を経て名作に出会った感覚!
伊藤歩さん演じるアゲハの成長を軸に、三上博史さん演じるフェイフォンとCHARAさん演じるグリコを中心に登場人物の生き様が機織り機で紡ぎ出されたタペストリーのように、人生模様を映し出していた。
本当に絵画のような絵柄が浮かび上がってくるようだった!
単純にスラム街で生きる登場人物の物語ではなく、
貧困や差別社会の中で夢を持って生きていく様や、相手のためなら犯罪だって人殺しだって厭わないといった、美輪さんの♪愛の讃歌♪の世界観と同じ無償の愛、ピュアな愛を描いていて、
マジで泣けたわ!
上記の3名さん以外にも、沢山の名俳優さんが揃っていて、見どころいっぱいだった!
超チョイ役の山口智子さんが、超カッコ良い!!!そして、超美味しいとこ取り!(笑)
貧困、移民、偽造紙幣、マフィア、といった生々しい世界観の中で、唯一エンタメ要素を担っていて、作品に良いアクセントになっていた。
山口さんだけでなく、桃井かおりさんも!
ほんま、贅沢なキャスティングやで!
まさか、20年前では興味が持てなかった作品が、今になって心に響いてくるとはね…。
恐るべし、岩井俊二監督!
ぶっちゃけ、これ、このコロナ禍の世においても通じる世界観だと思うよ!
ではでは、もうちょっと休んでから仕事に行ってきます!藁