わー、華ちゃんも出てたんや!
ということで、前前から気になっていたけど、ロードショーでは観ず、そういえば松ちゃん出てたな〜と思って、やっと今頃観ました。
何が来るのか最後になっても分からず、ただ分かることは、
人は、痛みを感じて生きていると自覚する。そして、その痛みが分かる人は、いや、分かるから他人の痛みも分かる。
失うことを恐れて、何も生み出さないのは間違っている。愛があれば何も怖いものはない。
子供は命の結晶でもあり、命の源でもある。皆愛されて生まれてきている。生まれることなく消えゆく命もあるが、愛さえあればどんな苦難も乗り越えられる。
子供は、好きな相手を、誰かを引きつける道具でも手段でもない。愛し合った二人の結晶。たとえ血が繋がっていなくても。
来るのは、生霊でも悪霊でもない。愛に飢えた己自身なのである。
と、ワタクシが解釈した作品でした。
ぶっちゃけ、ブッキーもう死んじゃうの!?
えっ、華ちゃんも!
この二人、主役じゃなかったん??
岡田君と菜奈ちゃんが主演?でも、なんだかんだで二人ともヘタレ役やん。
松ちゃんが主人公?でも、登場めちゃ遅いやん!
一体、何この映画???
と思いながら、
中島監督、何がしたいん??
と思いながら観てました。
だけど、だけど、決して飽きることなく、怒りもなく、
ただただ、何が来るん???
正体は何かだけが知りたくて最後まで観てしまいました。
本当の正体は、エンドロールが流れても分かりません。
ぶっちゃけ、なんのこっちゃ??な内容です。
どこにでもいそうな夫婦のブッキー&華ちゃんの家が最後までメインになっているので、私なりに推理したら上記の文章が降りてきました。
「告白」「渇き。」に続く中島監督らしからぬ遊び心がない作品だと思って観てましたが、ラストの子供の夢のシーンに中島監督ワールドを垣間見れて良かった!
それ以外は、普通にホラーでしたね。夜中に観ても怖くないホラーでしたが…。
それにしても、華ちゃん演じた役もなかなかのイラッとさせましたね!こういう役が非常に似合う!ちょっと、舞台の「Seminar」に似た役でもあって、華ちゃんの化けっぷりは最高でした。
ブッキーがまた嫌な役を好演してた。めちゃ裏がありそうな役でした。
菜奈ちゃんがめちゃ上手い!めちゃカッコ良かった!
岡田君の役がまさかのヘタレ役で驚いた。
松ちゃんの役は、良い人なのか悪い人なのか結局全く分からずじまいでしたが、子供に対する愛がないので亡くなったんでしょう…と解釈。
個人的には、「今日から俺は」ファミリーの、ワタクシの隠れイチオシの大賀君が良かった。エンドロールに大賀君の名前を見つけて、もう一度最終から大賀君を探しました。こういう演技も出来ることに驚いた。普通の役を普通に演じていてビックリ!カメレオン役者やわ!
中島監督、役者の新たな一面を引き出すのが本当にお見事です!
この作品、誰が主人公なん!?的展開が良かったです。ある意味どんでん返しな展開が続き、最後まで飽きずに観れました。
なんせ、この作品のテーマが最後になっても分からないのがある意味面白い。
個人的には、あらゆる日本の宗教が団結して悪霊?退治する様が良かった!
なにより、天津祝詞、ひふみ祝詞を松ちゃんの口から聞くとは思ってなかった!
あー、2月から全然神社に行ってない!!
泊まりで伊勢、出雲に行きたいけど、ベタがいるので一泊も厳しいな。せめて日帰りで奈良の神社に行きたい!先ずは大神神社。いつ行けるのか…。