「きっと、うまくいく」

2013-07-16 18:10:49 | 映画
めっさ良かった!!!あ~泣けた泣けた&笑えた。

ぶっちゃけ書くと、「ウィーン・ミュージカル・コンサート」観るんじゃなかった…と後悔してたんですが、この映画を観たらそんな思いぶっ飛んびました。逆に、コンサートに行くの必然だったかも…?と思えるくらい元が取れたような満足感や爽快感を味わってます。

なんかインド版「三銃士」を観てるような錯覚というか、ただ単に、コンサートでメンズだけで歌ったミュージカル「三銃士」の♪ONE FOR ALL♪が、曲じゃなく言葉が脳裏をよぎっただけなんですけどね。有名な言葉“一人は皆のために、皆は一人のために”がまさにこの映画のキーワードに思えてならなかったんでね…。映像を思い出すとまた泣けてくる…。

この映画はプチミュージカル仕立てになっていて、娯楽エンターテイメントと言えば、たしかに娯楽エンターテイメントやねんけど、学歴社会が生み出す弊害が隠れ(?)テーマのように描かれていて、それがめちゃ説得力のある描き方をしていて、めちゃ泣けるんすよ。

脚本が綿密に計算されていて、ベタと言えばベタかもしれないけど、たくさんのキーワードや伏線が見事に生きていて、脚本としてだけでなく映画としても本当によく出来ていました。

夢物語のようで、リアリティーもあり、これぞ本来の映画作りの基本だと思いました。どう見せるかだけでなく、何を作りたいか?何がしたいのかをちゃんとビジョンが提示できていること。エンターテイメントに関わる方は必見だと思う。初心に戻してくれるそんな作品でした。

もう、これ以上は書きません。もし、観ようかどうか悩まれているなら、断然ご覧になられることを超オススメします!

インド映画興味ないし、そもそもインドのミュージカル映画嫌いやねん…って方にはオススメしません。

個人的には、学生諸君に観て欲しいと思ったし、受験生を子に持つ親御さんにも観て欲しいと思った。学歴コンプレックスを抱えたことのある方や現在も悩んでいる方にも観て欲しいと思いました。

私はたくさんたくさん生きる元気をもらいましたね。“きっと、うまくいく”いいえ、“必ず、うまくいく”そう思いました。

まだ7月ですが、ぶっちゃけ今年のNo.1作品に決定です!

今日のまとめ:ミニシアター系のロングランヒット作は、やはりヒットするだけのものはある。作ったインド人も素晴らしいけど、観る日本人も素晴らしい!と思いました。これは映画館で観て欲しい。