いや~、戯曲を読んだときに面白いと思った以上に面白かった(笑)
帰りもずっと、一幕ラスト、日の浦が叫ぶ“ああわが子よ、私の甥よ…”の台詞がツボで思い出す度に笑けてくる(笑)
本当に面白かった!戯曲を読んだときはそんなに笑えるとは思ってなかったけど、いざ人の体で表現されるとこんなに笑えるのか!とほんと蜷川さんの演出に感動しました。本当よく出来た脚本やし、見事な演出でした。
ほんと悲しいシーンなのに笑えるなんて…、大人計画の「ふくすけ」並みに不思議だった。でも今回、この前観た栗山さんの「藪原検校」が私にはつまらなかった理由が分かった。
ぶっちゃけ書くと、「藪原~」は、間が悪い、くどい。この二点です。表現が過剰なくらいくどい。中和剤になる役者さんがいなかったこと。逆にそのくどさを引き立ててたのが私にはつまらなかった要因だと思った。
今日観た「日の浦姫物語」は、間が絶妙なくらい良くて、関西人が好きなネタでもあり間でありタイミングだったと思う。なんせ、たかお鷹さん、木場克己さん、立石涼子さんの存在と演技が、見事にしのぶさんと藤原君の過剰演技の中和剤的役割を果たしていたので、めちゃくちゃ見やすかった。全体的に調和があって本当に演劇として面白かった。
で、ついでに書くと、今回の蜷川演出、私は文学座の舞台を観てる感覚でした。ま、そんなに文学座の作品を観たことないし、文学座の役者さんが多く出演していたからでもないんですが、なんかコテコテの蜷川演出ではないと思った。コテコテの蜷川演出ならもっと舞台セットに凝ったと思う。蜷川さんには独自の美学があるからもっとリアルなセットを用意したと思うんよね。予算的にか、意図的かは分からないけど、今回のシンプルなセットで、能舞台のような感じがとても気に入ってます。セットに凝り過ぎると演技がこじんまりすることがあるから、今回のセットは見事に演技を引き立てていたと思う。だから凄く演技に集中出来た。あと、蜷川さんの選曲のセンス好きです。
とても30年以上前に書かれたとは思えないくらい新鮮だった。これに関しては蜷川さんのキャスティングが功を奏したと言っても過言じゃない。
これまたぶっちゃけ書くと、しのぶさんも藤原君もいい意味で歳をとったのも一つの要因かなと思う。それこそ、10年前の演技は今よりももっと過剰だったもんね。
しのぶさんの日の浦、演技パターンは予想に近かったのでさほど驚きはありませんでしたが、やはり、間が上手い!見事に笑いをさらってましたね。あんなに台詞で笑えるとは思ってなかった。普通に戯曲読んでました。私が戯曲で涙が出たシーンは見事に笑いに変わっていました。あの、魚名の告白で自分の息子だと分かるシーン。予想を裏切る笑いでしたが、でも良かったです。
戯曲を読んだ時に、魚岩の魚名を藤原君がどう演じるか楽しみだったんですが、見事なバカっぷりでした(笑)あれは絶妙なとぼけっぷりでしたね。ラブシーンよりこっちの方が苦手だったのでは…?あれは見ていて新鮮でした。滅多に見れない藤原君のボケっぷり、本当面白かった。そうそう、藤原君も間が良かった。真面目に演じるからこそ余計面白くなるので、藤原君のあの二役本当に良かったです。
この二人の脇を固める、たかおさん、木場さん、立石さんがめちゃ良かった。聞いていて全く苦にならない長い台詞。過剰に演じる必要ないのを証明してくれる見事な存在感でした。たかおさんに関しては、「藪原~」に出てた人と同じ方だとは思えないくらいの別人でした。本当良かった!
「シンベリン」の時も思いましたが、蜷川作品でこんなに笑えるなんて…、ホント昔じゃ考えられんよ(笑)蜷川さん、何があったんですか???と訊きたいくらいです(笑)
次の蜷川作品はいよいよ「祈りと怪物」!すみ花の登場です!いや~まさかこんなに蜷川作品を観るなんて…。去年じゃホンマ考えられなかった(笑)
しのぶさんの舞台は…。当分観れないかもしれんねm(__)mでもラジオはちゃんと聞きますよ!ミュージックソン、24時間頑張って下さい!兵庫県では聴けないのが本当残念です(涙)
藤原君はいつか浦井君とガチ演技バトルがある日を楽しみにしてます。もちろん蜷川作品で(笑)
今日のまとめ:井上さんも杉村さんも天国で喜ばれていると思います。
今日、ナマ蜷川さんが見れて感動しました(笑)パンフレットの瀬戸内寂聴さんのインタビューページを見て驚き!偶然とはいえ、あの見出しは…。なんか恥ずかしくなった(笑)蜷川さんのページも笑えた。自分でインタビューして答えてるねんもん(笑)本当にどうしたんですか、蜷川さん???
追記:しのぶさんの台詞で戯曲にない言葉(?)が印象的でした。何故あの言葉を発したのか…?まさに私のキーワードです。ま、感情の入れ方は今ひとつリアルさに欠けましたが…(笑)私には思い出のキーワードなのでヨシとします(笑)っていうか、しのぶさんってホンマ何者???
帰りもずっと、一幕ラスト、日の浦が叫ぶ“ああわが子よ、私の甥よ…”の台詞がツボで思い出す度に笑けてくる(笑)
本当に面白かった!戯曲を読んだときはそんなに笑えるとは思ってなかったけど、いざ人の体で表現されるとこんなに笑えるのか!とほんと蜷川さんの演出に感動しました。本当よく出来た脚本やし、見事な演出でした。
ほんと悲しいシーンなのに笑えるなんて…、大人計画の「ふくすけ」並みに不思議だった。でも今回、この前観た栗山さんの「藪原検校」が私にはつまらなかった理由が分かった。
ぶっちゃけ書くと、「藪原~」は、間が悪い、くどい。この二点です。表現が過剰なくらいくどい。中和剤になる役者さんがいなかったこと。逆にそのくどさを引き立ててたのが私にはつまらなかった要因だと思った。
今日観た「日の浦姫物語」は、間が絶妙なくらい良くて、関西人が好きなネタでもあり間でありタイミングだったと思う。なんせ、たかお鷹さん、木場克己さん、立石涼子さんの存在と演技が、見事にしのぶさんと藤原君の過剰演技の中和剤的役割を果たしていたので、めちゃくちゃ見やすかった。全体的に調和があって本当に演劇として面白かった。
で、ついでに書くと、今回の蜷川演出、私は文学座の舞台を観てる感覚でした。ま、そんなに文学座の作品を観たことないし、文学座の役者さんが多く出演していたからでもないんですが、なんかコテコテの蜷川演出ではないと思った。コテコテの蜷川演出ならもっと舞台セットに凝ったと思う。蜷川さんには独自の美学があるからもっとリアルなセットを用意したと思うんよね。予算的にか、意図的かは分からないけど、今回のシンプルなセットで、能舞台のような感じがとても気に入ってます。セットに凝り過ぎると演技がこじんまりすることがあるから、今回のセットは見事に演技を引き立てていたと思う。だから凄く演技に集中出来た。あと、蜷川さんの選曲のセンス好きです。
とても30年以上前に書かれたとは思えないくらい新鮮だった。これに関しては蜷川さんのキャスティングが功を奏したと言っても過言じゃない。
これまたぶっちゃけ書くと、しのぶさんも藤原君もいい意味で歳をとったのも一つの要因かなと思う。それこそ、10年前の演技は今よりももっと過剰だったもんね。
しのぶさんの日の浦、演技パターンは予想に近かったのでさほど驚きはありませんでしたが、やはり、間が上手い!見事に笑いをさらってましたね。あんなに台詞で笑えるとは思ってなかった。普通に戯曲読んでました。私が戯曲で涙が出たシーンは見事に笑いに変わっていました。あの、魚名の告白で自分の息子だと分かるシーン。予想を裏切る笑いでしたが、でも良かったです。
戯曲を読んだ時に、魚岩の魚名を藤原君がどう演じるか楽しみだったんですが、見事なバカっぷりでした(笑)あれは絶妙なとぼけっぷりでしたね。ラブシーンよりこっちの方が苦手だったのでは…?あれは見ていて新鮮でした。滅多に見れない藤原君のボケっぷり、本当面白かった。そうそう、藤原君も間が良かった。真面目に演じるからこそ余計面白くなるので、藤原君のあの二役本当に良かったです。
この二人の脇を固める、たかおさん、木場さん、立石さんがめちゃ良かった。聞いていて全く苦にならない長い台詞。過剰に演じる必要ないのを証明してくれる見事な存在感でした。たかおさんに関しては、「藪原~」に出てた人と同じ方だとは思えないくらいの別人でした。本当良かった!
「シンベリン」の時も思いましたが、蜷川作品でこんなに笑えるなんて…、ホント昔じゃ考えられんよ(笑)蜷川さん、何があったんですか???と訊きたいくらいです(笑)
次の蜷川作品はいよいよ「祈りと怪物」!すみ花の登場です!いや~まさかこんなに蜷川作品を観るなんて…。去年じゃホンマ考えられなかった(笑)
しのぶさんの舞台は…。当分観れないかもしれんねm(__)mでもラジオはちゃんと聞きますよ!ミュージックソン、24時間頑張って下さい!兵庫県では聴けないのが本当残念です(涙)
藤原君はいつか浦井君とガチ演技バトルがある日を楽しみにしてます。もちろん蜷川作品で(笑)
今日のまとめ:井上さんも杉村さんも天国で喜ばれていると思います。
今日、ナマ蜷川さんが見れて感動しました(笑)パンフレットの瀬戸内寂聴さんのインタビューページを見て驚き!偶然とはいえ、あの見出しは…。なんか恥ずかしくなった(笑)蜷川さんのページも笑えた。自分でインタビューして答えてるねんもん(笑)本当にどうしたんですか、蜷川さん???
追記:しのぶさんの台詞で戯曲にない言葉(?)が印象的でした。何故あの言葉を発したのか…?まさに私のキーワードです。ま、感情の入れ方は今ひとつリアルさに欠けましたが…(笑)私には思い出のキーワードなのでヨシとします(笑)っていうか、しのぶさんってホンマ何者???