学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

病院の待合で人は”我慢"を学ぶ

2024-02-20 16:23:28 | 日記
 忍耐、辛抱、我慢、根気、これらを試す所はど~こだ。と聞かれたら「長蛇の列ができるラーメン屋さん」などと答える人は健康な証拠だ。僕は絶対「病院の待合」と答える。僕も特に病院のお世話になる機会はほとんど無いほど健康には恵まれたと思っている。ただ女房のお付き合いではよく出入りした。昨日はとうとう僕自身のことで病院の皮膚科と泌尿器科の待合でぼぼ5時間ほどを過ごす羽目に陥った。帯状疱疹とそれに伴う横腹脇の痛みで診察を受けたのだ。僕が驚いたのは泌尿器科の混み具合である。僕の診察券の番号は69番、待合のスペースには30人を超える患者さんと付き合いの家族で空席などまるで見当たらない。多くの先着の人たちは喫茶室で30分は時間をつぶすと耳にした。順番待ちの時間が長くなることを覚悟して、この膨大な浪費時間をどのように過ごすかを考えた。先ずはスマホいじり、それからやはり僕の得意な観察である。
 ほぼみなさん高齢だ。もう一つ、出入りする女性が特に首から肩、背中にかけて猫背のように前かがみである。背筋がまっすぐにピンとしていないのだ。なせだろうか…などと答えの出ない疑問の回答をもとめて少なくとも30分は消化できた。”人の振り見て我が振り直せ”などという教訓があるが、僕の姿勢は問題ないとひと安心である。とはいえ、病院の待合と言われる空間には「ただじっと待つことをやめよう。事は起こすものだ。未来を描け」などと気合を入れるような場所ではない。オリンピックに"待合競技"などというものがあったらこの人たちの誰かが金銀銅のどれかメダルを取れると確信のできる場なのだ、などと"笑い"を考えて時間を過ごした。