学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

新しいことを学ぶのに年齢は関係ない

2017-12-13 19:22:48 | 日記

退職してテレビを見ることが多くなった。僕の若い頃は BS放送 などはなかったし、今でいう地デジの番組がテレビ放送であった。世間にテレビが出回り始めた頃は物珍しくて、各家庭では床の間にテレビ台を置いて‘進歩’と言う言葉を深く考えないまま有難く受け止めている人達がほとんどであったと思う。

 あまり批判がましくなるのは自分の好みではないけれど、芸人だの、タレントだの、特に芸もなければタレントもないような人たちが公共の電波を独占して、彼らの仲良しクラブのパーティのような番組を見せられるのが嫌で、テレビを避けてきた。番組をつくる人達の頭にあるテレビ番組の‘像’はどんなものなのだろうとつくづく考えさせられている。

 それでも、‘学びのプラスあるふぁ’‘考えさせらる番組’は数多くあることに気づいた。ハッと気づかせてくれる番組も実際にあるのだ。歳をとってくると、「学ぶ」という意識が徐々になくなってくる人が多いと言われている。
 いやいや、とでもない、Never too old to learn.(学ぶのに歳をとりすぎているということはない)。ということは若い人は学ぶという作業に常に挑戦する姿勢が必要だということだ。

 大学では、自分の研究の分野を決めて、一つのことに集中しながら自分の専門分野を追及していく。そういう世界から外に出てみると出来ればどんな分野の話しでも、周りの人と楽しく会話ができるように、いろんなことに興味を示して学んで行こうという姿勢が大切である。
     Try to learn something about everything.(周りのすべてについて何かを学ぶ)

 『定年バカ』と言う本を書いた勢古浩璽(セココウジ)氏もどうやらテレビに憑りつかれている人のようだ。テレビの番組を選んで見ていると、「学びのプラスあるふぁ」はいくらでもあるということは本当にありがたいと思う。

本とは完璧なコンパニオン

2017-12-11 18:02:09 | 日記

退職して自分で自分の日常を管理しなければならなくなると、本や新聞がどれほど素晴らしい存在であるかを再認識することが出来る。

     Books are the best of friends, today and tomorrow.
(本とは今日も明日も、最良の友人である)

本とは完璧なコンパニオンである。コンパニオン、つまり自分の近くで10分、15分、隙間時間に身の回りに文句も言わずにいっしょに居てくれる‘最良の友人’である。本屋さんで、本棚の周りをうろついて、時々本を手に取って、いわゆるブラウジングをする楽しさはやってみるとすぐにはまってしまう。
 ところで英語のbrowse (ブラウズ)と言う単語は「本や雑誌を拾い読みすること」、「店の中をブラブラ見て回る」と言う意味があるのを皆さんご存知なのだろうか。コンピュータ関係の人がよく使うこの‘ブラウジング’という言葉、こんなところから広がっていったのですね。
 本屋さんで本棚をを背に自撮りをしてみてください。それをコンピュータに取り込んで、大きく画面いっぱいに映し出す。自分の後ろに映し出される本の列。それをじっと見つめていると、あ~ら不思議。とても心が落ち着いてくる。まじめな顔で、ニコッと微笑む顔で、スマホと向き合う。本を手にいろんなポーズをとってみるのも面白い。とても楽しい写真ができあがる。とはいえ、あまりふざけた、ばかげたポーズは背後の本棚には似合わないですよ。店員さんに注意を受けないよう、そっと楽しむこと。

buttは「お尻」、but は言い訳の言葉

2017-12-09 21:22:35 | 日記

You learn by doing.(行動を起こすことで人は学ぶ)。
ぼくのパソコン、全くさわってもいないのに、朝起きて起動するとインターネットができなくなっていた。“このページは開けません”…なんでや?
 あれやこれや、自分の知っているできるかぎりの知識を使って回復を試みてみても、ダメ。子供のころから、何度か味わったことのあるこの無力感は何と表現すればいいのだろう。結局、モデムをセットしてくれた会社のテクニカル部門に電話をいれて助けを求めた。
 モデムの電源を引き抜いて、やりかえると「あっ」と言う間に元にもどった。面倒で手間がかかったが、行動を起こせば助けをくれるところに行きつくことを学んだ。
 コンピュータに関する問題は誰でも経験したことがあるだろう。それにしても、イライラさせられるし、精神的には本当にストレスになる。それでも、行動を起こすことで解決したときには、何か学んだという不思議な達成感がある。

 アメリカの大学で、バカの一つ覚えのように同じことを繰り返し教えてくれた先生がいた。日本語では、「ガタガタ言っている暇があったら、とにかく動け、行動に移せ」ということである。「君たちは‘but’という言葉を使いすぎる」というのだ。何かがあれば言い訳ばかりを考えている若者が多いと彼は繰り返し言っていたのを覚えている。

   Let's get off our ‘buts’. Just do it!! (‘でも’と言う言葉から離れよう。行動だ!)
   
 僕は最初は but を butt と間違えて、解ったようなわからないような、顔をしていたので、先生が教えてくれた。but はご存じ「でも」とか「しかし」。butt は「お尻」。つまり、but が複数になっているところが味噌なのだ。何か言えば、but で文章を終わる傾向にある若者に、何度もなんども but という言い訳を繰り返すなということを教えていたのだ。


今を大切に、そして夢を追え

2017-12-06 20:17:04 | 日記

テレビを見ていると、いろんな人の生き様を知ることができる。共通していることは Go after your dream! (夢を終え)と言う一言に尽きる。憑りつかれたように自分の興味の後を追いかけて人生を生き抜こうと考えている「一点集中」の精神だ。
自分の興味の後を追うことで、つぎつぎと新しい発見と出会う。テレビで一歩一歩階段を登っていく人の姿が見れるのはすばらしい。
 得意分野を見つけることは、その人の人生をさらに充実したものにしてくれる。今を大事にする人は、明日からの人生を充実させることができる。“Now and ever after”(今、そしてこれからもずっと)と言う教えが英語にはある。

 半世紀も前に日本を飛び出してアメリカへ。本当にいろんなことを見て、聞いて、学んだ。1ドルが360円の時代だ。日本でテレビ放送が始まって目にした世界の先を行くアメリカへの憧れ。外の世界への第一歩が、僕の場合はたまたまアメリカであっただけ。
 でも、やっぱり飛び出してみてよかったと思える山あり、谷ありの人生であった。テレビに登場する人たちの「夢追いの旅」。結果は最高のものではなかったかも知れない。でも彼らは自分の人生を生きているという実感をもっている。

Things may not turn out as you hope, but you will have no regret.
   (思うようにはいかないかも知れない、でも後悔することはないだろう)

人を指すという行為、アメリカでは要注意

2017-12-04 20:30:37 | 日記

12月4日は僕の結婚記念日である。そんなことはどうでもいいのだが、曇りと軽い雨が降ったりやんだりの一日が夜の8時には完全に雲一つないスッキリとした空。東寄りの天空に見事なまんまるの満月だ。指を指しながら「見てごらんよ、あの月を」とは夫婦の会話。

 「指を指す」ということを英語では point the finger at ~ と言う表現がある。下手に使うとaccuse(人を批判する)と言う意味になるので要注意である。It is not polite to point the finger at someone. (人に指をさすことは失礼なこと)となる。

 人を指でさす...アメリカの映画をみていると、「お前のような奴は」などと言い争いをしている場面によくそういう動作がでてくる。指をさすという動作がアメリカではその場、その状況でいろんな意味をもっていることを知った。たとえば、相手をののしるように、親指を立てて、銃のように相手を指すと必ず言い合いのけんかになる。それでも、面白いなと思うのは指した人差し指以外の4本の指は自分の方を向いているということだ。
 人を罵れば、いつかは自分にその罵り(ののしり)が向けられるということなのだろうか。どんな状況で、どんな場所で、誰にこんなことを教えられたのか、もう思い出せない。でも、なるほどと心から納得したことを覚えている。若い時に学んだことは、ホント、忘れないものですよね。昔、若い時に学んだことで、いつまでも覚えているということはありませんか。