学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

もう一度、戻ってみたい頃がある

2024-03-05 16:21:17 | 日記
 昨夜の激しい雨の後、今朝も相変わらず冷たい小雨が降り続いている。特にすることもなくカーポートの下で雨に濡れる芝や植木鉢のくちなしの木の緑の葉にときどき目をやりながらボーと考えていた。日常生活の中で時間が淡々と経過して、一週間の経過が特に早いと感じる時がある。特に胸が高まるワクワク感はもう感じなくなったのはなぜか寂しいと思うことがある。多分、歳をとるということはそういうことなのかもしれない、と思う一方で朝早く我が家の前を駅に向かう若い人々や小学生の生活もみな平凡な同じことの繰り返しだとふと考えた。
 今の自分の何も変えずに戻ってみたいと思う”もう一度あの時”が人生にはある。高校生の頃、アメリカに留学して英語をマスターして世界で活躍したいなどと自分の夢を語っていた時に、「平凡に生きるということは案外たやすいことではない」と言った先生がいた。僕はなぜか時々この時の状況などを寝床て思い出すことがある。あの先生はあの時何を考えていたのだろうか、と思いを巡らすのだ。彼や周りの生徒の日常の平凡さを肯定したかったから、などと考えることもできるけれど、夢を語るのはいいいけれどしっかりと勉強して実力をつけるということは容易なことではないという意味の忠告や激励の遠回しの表現だった、と僕は理解してきたように思う。夢に向かうには勇気もいるし、努力もいる。やり通す信念のようなものも、計画性も必要だ。それでも小さな第一歩が大きな一歩になることも僕は知っている。子供の時と歳をとった時は平凡に落ち着いて、青春時代の挑戦は思い切った第一歩が自分の人生を変える、などと考えていた。

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